ネタをネタとして(以下略)または、個人宛長文その2

長文かつ個人宛のメッセージにつき、非関係者は読み飛ばし推奨 - 永字八法コメント欄のお返事。

風刺がお嫌いなことは分かりました。

m9(^Д^)プギャーーーッ。
 おっと失礼。本音が独り言を。
 いやしかし、私を評して「風刺が嫌い」とはこれまた面白いジョークですな。今年のベストに入る勢いのジョークです。そのセンスには脱帽するしかありません。ジョーク大好き風刺大好きな私としては是非とも師事したい限りであります。
 もし、本気で私が風刺嫌いだとお考えならば、玄倉川氏は文章の行間を読んだり、そこから書いた人間の本音を読み取る能力に何らかの瑕疵のある怖れがあるんじゃないでしょうかねえ。よくいますよね、文章をそのとおりにしか意味が取れない人って。万引きした大学生に本屋が「今後のご利用は控えていただきます」と言ったら二日おきに来るようになったって話がありまして、「だから控え目に来てるでしょ!」っていうオチなんですが、それに近いものがありますね。もちろん、顔の見えないネットだからこそ「書いた文章にしか注目しない」と言う主張にも理はありますが、なればこそ、文章の真意を読み取ろうとする努力にはなおさら意味が出てきますな。
 ところで、私はよくKYと呼ばれるタイプの人間ですが、私から見てさらにKYだとするとほんとかなりまずいですよ?

私は風刺コラムの「真意」を掘り下げることに意味を感じません。あんなに短くて受けを狙った文章ひとつを取り出して真意を読み取るのは無駄です。どうしても推理したければ何十本あるいは何百本と「素粒子」を読んで筆者の人柄考え方文章の癖をプロファイリングしないと説得力が出ません。
風刺コラムの「真意」など気にする必要はありません。ああいうのは読み飛ばすか「勝手読み」すればいいのです。もちろん、勝手読みしておかしな解釈をすれば本人が恥をかきます。私も勝手読みしてるので恥をかいているのかもしれません。

 突然ですが、ニュースです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000099-jij-soci
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00135461.html
 これも遺族団体が素粒子を「勝手読み」した結果なんでしょうかねえ?
 玄倉川氏が素粒子を勝手読みして朝日を叩く者を叩くなら、遺族団体が素粒子を勝手読みして朝日を叩いても構わないじゃありませんか。
 自分の主張を勝手読みだからと擁護するなら、他人の主張もそのように擁護してあげてくださいな。そうでないと公平ではないでしょう? それとも自分だけは特別とお思いですか?

死神についてのペダントリイはまったく興味が持てません。
「ほとんど趣味」だそうですから遠慮せず読み飛ばさせてもらいました。

 色々と面白いことを言う人ですね。
 自分から死神と言う単語についてあれこれ語って(しかも現在進行形)その解釈にも踏み込んでおきながら、死神と言う言葉の他の解釈には全く興味がないと言う。それはつまり「俺様解釈最高、他イラネ」と言う意味でしょうか。自分の主張が全て正しい、他は全部間違ってる、と言う印象を与えかねない言葉です。私みたいなチキンハートにはとてもとても、そんなことを言う度胸はありません。すごい!
 また、この程度の記憶のみで書いた文章を「ペダンチック」と評するのは、本物の衒学者(たとえば京極げふんげふん)に失礼ですし、何よりも本職の考古学者、歴史学者文化人類学者、文学研究者、小説家、漫画家等を衒学者、つまり実際の利益を生み出さない道楽者呼ばわりすることにつながるんですが、それはご理解なさっておいででしょうか。趣味だと言ったのは私が本職の考古学者でも歴史学者でも文化人類学者でも文学研究者でも小説家でも漫画家でもないからで、その語る言葉はやはり趣味の域を出ないからです。
 私だけを毛嫌いするのは構いませんが、世の立派な仕事をなさっている先生方を衒学者呼ばわりすることは、他人事ながらとても後が心配になります。大丈夫ですか?

「朝日の自業自得」という点は同意します。風刺は注目され世の中を騒がせてなんぼです。仮に朝日と「素粒子」筆者が被害者意識を持っていたら(そうじゃないと思いますが)私は軽蔑します。

 本来風刺とは、命がけのものでありましょう。古来、宮廷道化師は、王が間違った行いをすればそれを風刺しました。その結果(文字通り)首を斬られることも多くありましたが、命を賭して風刺し、王を諌めるのが宮廷道化師の仕事でありました。
 支配者を風刺・批判しても、殺されたり投獄されない世の中を!と多くの人(とりわけ左翼系)がまさに血を流して努力してきた結果が今の世の中で、建前としてでも「言論の自由」が確立された今の日本は、とても素晴らしい国だと思います。
 そして、先人が血を流して得た権利によって、今現在、朝日は何をしているんでしょうかね? え? 自分は安全な位置から適当に大臣個人を揶揄する文章を書いて、文句を言われたらのらりくらりと言い訳をしています?
 私に言わせれば軽蔑どころか憎悪しても構わないと言ったところでしょう。風刺とは大げさに言えば死を覚悟して、世の中を変えようと言う意図の元に行われるべきものを、朝日にはその覚悟も意図もなく、ただ単に罵倒に終始しているだけではないでしょうか。こんな新聞が社会の木鐸を名乗ったり、「市民の味方」ヅラして偉そうに説教するなどと、まさに最悪のジョークでありましょう。こんなくだらない新聞社は即刻引き倒して打ち砕いた方が世のため人のためと言うものです。もっとも、それによって発生していた雇用者の生活をどうするかと言う社会福祉的な意味で、慎重にことを運ばなければならないでしょうが。
 ガリバー旅行記を書いたスウィフトは、人間社会を風刺しまくった挙句に発狂して死んでしまいます。
 アーロン・マッグルーダーブーンドックスを書いたお陰で、数々の脅迫や実際の心身の危機にあったそうです。
 手塚治虫七色いんこ」には、ベトナム戦争で肥え太った武器商人を風刺した役者が登場しますが、彼はその後武器商人の手の者に殺されてしまいます。
 さて、もう一度たずねますが。風刺には本来対象と刺し違える覚悟と世を変えようとする意図がなければなりません。後者なき前者は狂人の所作であり、前者なき後者は弱者の遠吠えです。しかして、朝日新聞にそのどちらかでもが備わっていると考えておいででしょうか。なればこそ、軽蔑などと言わず、価値なしと断じて構わないと考える次第です。

朝日は問題にしないのか、とお尋ねですが、私は大勢に付和雷同して同じことを言うのが嫌いなのです。
朝日批判、素粒子批判はすでに飽和状態ですから、いまさら私が市場参入する気はありません。

 つまり、朝日叩きの流行に乗り遅れて拗ねてしまった玄倉川氏は、朝日を叩いている人を叩くことによって衆目の目を自分に向けさせようとしているのですね? 冗談です。
 とは言っても、私にはこの件で朝日を叩く人を叩く理由と言うのが、皆目わからないのです。ですので、さきほどのような解釈しか思いつかないのです。朝日の自業自得であることは玄倉川氏も認めていることですので、ならば何故朝日を叩く人を叩かなければならないのか、マジでわかりません。

エスを試すために、律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来た。律法では石打ちの死刑に値する。イエスは「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」と言った。これを聞いて誰も女に石を投げることができず、引き下がった。また、イエスも女の罪を許した。

 それとも、これにちなんで、「罪を犯したことのない者が、まず、朝日を叩きなさい」とでも言いたいのでしょうか。まあ、私はクリスチャンじゃありませんので、投げますけど。

マイ魚拓

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000099-jij-soci

死に神」に被害者団体抗議=「侮辱的、感情逆なで」CommentsAdd Star

6月25日18時0分配信 時事通信

 13人の死刑を執行した鳩山邦夫法相を「死に神」と表現した朝日新聞の記事について、「全国犯罪被害者の会あすの会)」は25日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、「死刑執行を望む犯罪被害者遺族も死に神ということになる。侮辱的で感情を逆なでされた」とする抗議文を、同日付で朝日新聞に送ったことを明らかにした。
 抗議文で同会は「法律に従って執行を命じたにすぎない法相を非難することは、法治国家を否定することになる」と批判。記事の意図などについて同社に回答を求めた。 

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00135461.html

朝日新聞死に神」コラム問題 全国犯罪被害者の会朝日新聞社に抗議文送付
鳩山法相について、朝日新聞が「死に神」とのコラムを掲載したことについて、全国犯罪被害者の会あすの会」が、朝日新聞社に抗議文を送った。
全国犯罪被害者の会の岡村 勲代表幹事は「朝日の記事くらい。『死に神である』、『死刑執行人』と(犯罪被害者が)侮辱されたのは初めてである」と話した。
この問題は、鳩山法相が宮崎 勤元死刑囚(45)らの死刑を執行した翌日、朝日新聞が「永世死刑執行人 鳩山法相。またの名、死に神」などとするコラムを掲載したもの。
あすの会は、「確定死刑囚の1日も早い死刑執行を待ち望んできた犯罪被害者遺族は、法相と同様に死に神ということになってしまいます」などとする、抗議文と質問状を25日、朝日新聞社に送ったという。
これに関連して、鳩山法相は24日、朝日新聞が釈明した記事について、「謝罪ではなくて、政治家がよくやる言い訳に似ている」と述べていた。