斧少女その後

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007092502051402.html

就寝中の父をオノで襲った凶行について、二女(16)は逮捕された直後「後悔していない」と話した。理由は「父の女性関係が嫌だったから」。捜査幹部は「彼女なりの論理なのか」と理解に苦しんでいる。

この捜査幹部とやらはよほど頭が悪いんだな。自分が固定観念にはまっていることにも気付けないのであれば、もう老化寸前だろ。父親が無条件に家族から尊敬され尊重されるべきだ、なんて思ってるのかな、この人は。
何かもっと裏があるにしろ、額面通りに受け取っても、筋は通ると思うがね。金目当てに無関係の人間を襲うよりもよっぽどマシに聞こえる心理だが。
「父の女性関係が嫌」→「解決したいと思うが、本人や母親に言っても無駄だろう」→「実力行使」のコンボだ。まあ、そんなに嫌だったのかとかえって感心するが。ゴスロリとか耽美とかに多い潔癖症が高じた、と見るべきなのかな。ただ、殺してしまった場合お金を持ってくる人がいなくなって今度は自分が飯が食えなくなると言うことを考慮しないのは、少女も頭が悪いと言うべきだろうが。
まあ、この少女はしばらく塀(少年院とか)の中でおとなしくしているべきだ、と言う意見には諸手を挙げて賛成だが。

私的魚拓

憎しみの末 少女の結論 京都の父殺害1週間
2007年9月25日 朝刊

 京都府警南署の巡査部長(45)が京田辺市の自宅で殺害されてから、二十五日で一週間。就寝中の父をオノで襲った凶行について、二女(16)は逮捕された直後「後悔していない」と話した。理由は「父の女性関係が嫌だったから」。捜査幹部は「彼女なりの論理なのか」と理解に苦しんでいる。

 調べでは、二女は十八日午前四時ごろ、二階寝室で父親の首をオノで何度も切りつけ、殺害したとされる。遺体の首に大きな傷が二カ所。小さな傷も四カ所あった。二女は「動かなくなるまで切りつけた」。息が絶えたのを確認し、母親を起こしたという。オノは、五日前の十三日、近くのホームセンターで買い、自室に隠し持っていた。

 「非常にまじめで明るく、友達思い」。事件の知らせに、二女が通っていた専門学校の関係者は驚く。一方で中学時代の同級生には「気が強く、言われたら言い返すタイプ」と映っていた。父親と母親が口論した際、二女は父親の女性関係を母親から知らされたことがあったという。ただ数年前のことだった。年を追うごとに憎しみを増幅させたのか、急きょ殺意が芽生えるきっかけがあったのか。

 落ち着いて調べに応じている二女は「女性とのメールのやりとりが嫌だった」と話している。捜査幹部はため息をつき「殺害を成し遂げて満足しているような感じだ。彼女には彼女なりの論理があるのだろう」と話した。