そういう関係があったのか!

まずはこれ。
http://la.ma.la/blog/diary_200506291043.htm

HTMLがメインのデータでXMLメタデータ、という時代が終わり、XMLこそがメインのデータであり、HTMLはXMLを変換整形した結果に過ぎないという変化が起こりつつある、ということだ。それはごく限られた市場での話で、今はまだRSSリーダーを使ってる一部の情報ジャンキーぐらいしか実感していないことだけれども、確実に起こっている流れだ。
データとメタデータの主従逆転が起こっているのである。全文配信されるようになったRSSは、もはやメタデータというよりもRawDataとでも言うべきものであり、BlogがRSSを吐くのではなく、RSSをHTMLへ変換した結果が、いわゆる今見ているBlogなのである。

……ていうか、XMLが出現した時にその思想、仕様を考えればそうなるのは読めていたのでは? まあ、当時はblogなんて影も形もなかったですが。そもそも、XMLXSLTを加えてHTML文書にするなんて、最初に読んだ教科書に載ってる事例だったはず。
まあ、浸透するのにそれだけかかったってことなら、納得できる。
そして、ここからが主題。
このテキストを引用した文章が面白い。
キャラはメタ消費というよりベタ消費としての利用価値が高まりつつあり、同人によるビジュアルの切り離しがそれを加速する - 萌え理論ブログ

「キャラクターがメインの消費でキャラがメタ消費、という時代が終わり、
キャラこそがメインの消費であり、キャラクターはキャラを変換整形した結果に
過ぎないという変化が起こりつつある、ということだ。それはごく限られた
市場での話で、今はまだひぐらしにはまっている一部の同人ジャンキー
ぐらいしか実感していないことだけれども、確実に起こっている流れだ。
キャラクターとキャラの主従逆転が起こっているのである。全体補完
されるようになったSSは、もはや二次創作というよりも零次創作とでも
言うべきものであり、原作の作品から二次創作が派生するのではなく、
二次創作(の可能性)を変換した結果が、いわゆる今見ている原作なのである。」

あー、そうですね。
キャラクターというか、コンテンツそのものの消費の仕方が変わってきていると言う話ですね。キャラとキャラクターの使い分け。
ひぐらしを引き合いに出してるけど、別にひぐらしに限った話じゃないよねそれ。「最近のアンソロジーってどうよ」って解釈で、いいんだよね?
そういや、俺昔こんなこと書いたなあ。
文体の研究 - 永字八法