かわりだね

ぶち猫コヤバシ、とら猫タネダの禅をさがして

ぶち猫コヤバシ、とら猫タネダの禅をさがして

私は禅マインドお寺大好き人間なので、わかりもしないのによく禅関係の本を読むのだが、たまにこういう本が見つかるから面白くてしょうがない。
なんとこれ、おフランスの方が書いた禅の本なのである。
恐らくはフランス向けに書かれた物を逆輸入翻訳したものだろうから、本当に初歩の初歩から禅について説明している。(そのためにむしろ難解になっている気がするんだが……)逆説的に、日本人による禅の本は日本人の精神風土を前提に書かれていることに気付かされる。また、キリスト教の一派を引き合いに出したりして、なるほどこれはクリスチャン向けだと思わされる。(だから逆に、日本人にはその比喩が的を射ているのかどうかがよくわからないのだが)
まあ、キャラクターの名前が不自然なのはご愛嬌と言うことで。
コヤバシ(小屋橋?)はコバヤシの間違いで、主人公の二匹の猫の名前は、小林一茶種田山頭火から取ってるんじゃないかなーと個人的には思っている。
そして、フランス人が禅の本を書いたことに驚いている俺は修行が足りない。