国会図書館への魔の手

http://www.asahi.com/politics/update/0524/004.html

野党、「戦争調査を」 国会図書館法改正案を提出
2006年05月24日07時49分
 民主、共産、社民の3党は23日、国立国会図書館に「恒久平和調査局」を新設する国会図書館法改正案を衆院に提出した。日中戦争や太平洋戦争に至った経緯、旧日本軍による加害行為などを同局で調査・究明する、としている。

 法案は「惨禍の実態について国民の理解を深めて次代に伝え、アジアをはじめ世界の諸国民との信頼関係の醸成を図る」ことが目的。

類似で。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/05/25/20060525000001.html

日本の野党3党、「従軍慰安婦調査局」設置法案を提出

 日本の民主党鳩山由紀夫幹事長をはじめ、共産党社民党の国会議員らが、従軍慰安婦と強制連行の実態などを調査し、その結果を国会に報告する「恒久平和調査局」を国会図書館内に設置する内容の法案を23日衆議院に提出した。

 法案によると、恒久平和調査局は◆日本が戦争を起こした経緯、◆強制連行の実態、◆従軍慰安婦の実態などを調査し、調査結果を国会に報告する役割を果たす。

 このような法案が提出されたのは今回が4回目のことで、過去3回はすべて廃案となっている。

東京=鄭権鉉(チョン・グォンヒョン)特派員

朝鮮日報

逃げてー! 国立国会図書館逃げてー!
……心の叫びはともかく、図書館を政治に巻き込むなっつーの! ほんとになりふり構わないなあ。
色んなところから指摘をされているが、こういうことをするのに、

  • 日本軍の行状に限っていること(当時の軍隊で一番規律正しかったのは日本軍なのに、日本以外の行動はスルー)
  • 加害状況に限っていること(日本軍が中国などで、民衆に食料を放出したなどの良い行動はスルー)

などからして、最初から結論ありきの「調査」をすることが考えられる。
それ以前に、この法案自体を見てないからわからないけど、この「恒久平和調査局」にどのような人間が集まるのかがわからない。最初からその筋の人しか集まらないことも考えられる。
最悪の場合、国立国会図書館内の資料が改竄されたり紛失したりすることも充分ありうるだろう。
罪深き者、汝の名は改竄者よ! 犯罪をただ犯すよりも、それを嘘で塗り固めようとする者こそがさらに罪深かろう。
そんな訳で、一図書館人としては、資料を危険にさらす原因になりうるこの法案の成立については反対するものであります。何ができるかは知らんけどさ。