ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)

「(前略)僕は張られた伏線はばったばったと切り倒したいと心から願う種類の人間です」

ミステリの敵だな、石凪萌太君。
前後するが。

「(前略)こういう違和感というのは、早めに拭っておかないと取り返しのつかない話になるんですよ。(後略)」

これには賛同、と言うか、実際には世間の大部分を占める決してロマンティックではない「仕事」に対する教訓としてはいい感じだ。
そして読了。
後書きまで読みきった直後で何も考えずに書く。死者数は……えーと、四人? 老衰まで含めると五人? 人数が出てないのも含めるとさらに一家族追加? 全巻の引きの割には、あんまり死んでないよなあ。
闇口のご主人様は誰だろう。そこだけちょっとミステリーっぽい。上巻の謎がほろっと解決してたり。でもそれは解だけで過程がないから正解じゃあない。証明問題は未だに残ってる。
印象としては、「ひきずり回された。orz」の一言。ちくしょう。これじゃ、次も読まないと気がすまんじゃないか。
しかしまあ、キャラの立て方がうまいねどーも。次も買いますよーっと。