ぶっとび!!CPU

ぶっとび!!CPU(1) [VHS]

ぶっとび!!CPU(1) [VHS]

ぶっとび!!CPU(2)「やさしくハングアップ」 [VHS]

ぶっとび!!CPU(2)「やさしくハングアップ」 [VHS]

ぶっとび!!CPU(3)?優雅にリセット? [VHS]

ぶっとび!!CPU(3)?優雅にリセット? [VHS]

今更ですが、だらだら見ました。
原作に比べると相当に省略されてますね。まあ、しょうがないと言えばしょうがないんですが。
その省略のために、設定的に通らないところがあるように思う。
第2話でミミが普通のデスクトップパソコンに嫉妬しながらも、第3話では他のパソコン娘たちを積極的に主人公にユーザー登録させようとしたりして、どういう感情の変化があったのかと思ってしまう。同族なら嫉妬しないとでも言うのだろうか。
FSSではファイブスター物語 第2巻 2005EDITION (ニュータイプ100%コミックス)で「ファティマに嫉妬の感情はない」と説明され、一人の騎士が複数のファティマを持っていても問題がないことになっている。……いや、それはほんと、男にとって都合のいい妄想でしかないんだが。イヤハヤ南友のエンディングを想起せよ。あれこそが御大の妄想力炸裂のハーレムエンドだし。
ただ、この作品世界のパソコンとユーザーの関係は、そのもの結婚関係のカリカチュアになっている。開発者はきっと先進国の人口抑制を促すことを是とする主義に違いない。
その点、ちょびっツと比較すると面白い。こちらは「パソコンは人生の伴侶である。または、そう思って悔いがない」ディープなパソコンオタクを基準にしているのに対し、ちょびっツは「パソコンはあくまで家電。必要ならば交換可能な存在である」としている。(だからこそ、パン屋は特異な存在として描かれた訳だが)これは時代の変化と言えるのではなかろうか。
時代と言えば。この作品に登場する「パソコン」は全て現実のマシンのパロディな訳だが、「アメリカから林檎のマークのナッキントッシュが攻めてくる」と言う図式はもはや過去のものになってしまった。時代のうつりかわりは早い。
どうでもいいが、ディスク突っ込むスリットと活性細胞(汁)を注ぐスリットが同じなのは問題がないか? まあ、その辺をネタに沖縄体液軍人会的な下品エロ本ができそうだが。
さらに。これ、18禁じゃあないんだなあ。
参考:ぶっとび!!CPU 全集 [DVD] 今から入手するにはこっちの方がいいか?
EAN:4988707030819EAN:4988707031373EAN:4988707032370