2003年50号
週刊少年ジャンプなのです。
- アイシールド21(原作:稲垣理一郎・漫画:村田雄介)
- セナの強さがもう一つ。いいねえ。ただ走ることさえもかっこよく見せる演出力。
- BLEACH(久保帯人)
- 主人公に与えられる試練として頻繁に持ち出されるモチーフは、自分自身。ジャンプ系では珍しくない展開ですが、陳腐と言うのはそれだけに心に残るものがある訳で。ここは一つジュブナイルとしておとなしく見ておきましょう。
- 第6回ジャンプ十二傑新人漫画賞
- ストリンガー(田中顕)
- 絵はどっちかっつーとサンデー系。てか、うしおととらの人をスマートにした感じ。もしくは夏元雅人を少年向けにしたような……。連載クラスの画力。
- One Summoner(高岸彰)
- 絵はやや落ちる。魔法を題材に使うなら、使い古されている分多少のひねりでは効果がないだろう。今後に期待期待ー。
- LOVE IS! BATTLEFIELD(鬼団子)
- 講評の村田先生の言うとおり。夢オチは禁じ手だろう。ギャグであれば手段の一つでしかないけれども。「信じる心が力になる」のはジャンプではどの作品世界でも通用する法則なので、それをわざわざ明言する必要はないぞ(笑)
- カラクリ地蔵(船津雄史)
- 話の練りこみがたりなさそう。画力ももうちょっと欲しい。メカ好きなので推したいが。
- KING CRIMSON(西公平)
- 特別読み切り。絵は最初鳥山あきらの元で修行、次に尾田栄一郎の元でアシスタントをやってましたって感じ。好きなタイプではないが、人をひきつける個性はちゃんとある。兵法を学び、それを実戦で使ってみたいと願う主人公の少年が、異世界に行き名軍師への道を歩む、と言う内容。異世界物の分類に入るんだろうけど、主人公に特殊な能力はなく、戦術戦略のみでのしあがる点が新鮮で面白い。勝利をつかむための手段にきちんと説明を入れているし、主人公の心的成長も描写している。基本に忠実。かなりの地力があると見た。
- 神撫手(堀部健和)
- ……続いちゃったよ。
- 武装錬金(和月伸宏)
- 前々からわかっていたことですが、改めて言語化されてしまいました。カズキと斗貴子さんはボケ、ツッコミの関係だと。いい夫婦漫才になれるかも。もうボケもツッコミも多いのでいちいち引用するのもめんどくさい。ところで、ストロベリートークとか言う表現はどこから拾ってきた?
- シャーマンキング(武井宏之)
- ああもう、ちゃんと収拾つくんだろうな、この話。
- ピューと吹く!ジャガー(うすた京介)
- ポギー、まだやってたのか? いいおとなになってからのカミングアウトは取り返しがつかないぞ?(自分にかえってくる言葉)