2003年12月号

月刊アフタヌーンです。

巻頭付録・ラブやんトランプ
……や、今更トランプったってアータ。とりあえず、読みにくいので外す。
ラブやん田丸浩史
巻頭カラーでアレかい。妄想夢日記かい。
最近のヒロシ。 (角川コミックス・エース・エクストラ)を読んだ後なので、各キャラクターの元ネタと言うか元になった人間のイタさがより具体的に認識できるようになって、イタさがいやマシにましておりますが、えーと。
のっけから粗大ゴミの箱の中に縛られたショートカット眼鏡のメイドさんが捨てられていると言うSMエロ漫画の中でしかありえないようなシチュエーションが展開されたりしてインパクトはいつもながら充分。捨てたカズフサ、拾ったヒデヒコ。遠隔操作のメイドロボは恩返しに眼鏡喫茶委員長にバイトへ。しかしヒデヒコに好きな人がいると知ったメイドロボ(中身男)はヤケ酒飲んでショートする。壊れたメイドロボはおいといて、中の人(男・マッチョ)が出てきてすりかわろうとするが失敗。こんなスジなんだけど、どうでもいいや。イタ面白いから。
げんしけん木尾士目
そして、ラブやんの直後にこれかよ! しかも増ページ。
まず、表紙。眼鏡の女教師のコスプレとセーラー服生徒のコスプレ。まさに風俗のコスプレっぽさを醸し出す怪しい絵。しかも勉強してるのはなんか適当なアニメ。て言うか、その作品見てみたいんだけど。
先月のボヤ騒ぎのせいで文化祭への参加を禁止されたげんしけん、ただしコスプレ大会には積極参加しろと言われたが肝心のコスプレ女が正体不明の風邪+アレルギーで動けず。様々な思惑により咲が罰の意味もこめてコスプレ大会に参加することに。そんな出だし。
ナレーション「すでにバックレようとして普段あまり行かない吉祥寺に逃げ細い路地の2階にあるすごく目立たない初めての店に入り親子丼を食べていたところを高坂に捕獲される
高坂になぜ見つけられたのか理由をきいてみたところ「勘」という簡潔な答え」
ちなみに人間、目立たない方目立たない方へと意識するとむしろ読まれやすくなると言う。
げんしけんのリアリティの元は、汗描写とリードの多様にあると感じます。これによってオタク同士独特の背徳感のある会話が表現されてる訳で。内心すっげえ期待してたりするのに、普段からの習性でその期待感をおおっぴらにするのがためらわれる訳で、だからこそ腹の探り合いみたいな発言しかできなくなる。で、相手のその心理が理解できるもんだから、聞く方のオタクも発言を額面通りに受けることはできずに意味解釈に時間がかかり、それに対する言葉も表の意味と裏の意味の両方に対処できるように単語選択する必要があってそれにまた時間がかかる。この二重構造があまり親しくないオタク同士の会話からテンポを奪う原因になっていながらかつオタク独特の会話テンポを生み出しているんですね。
話を戻して、コスプレは成功、なんか大会で優勝するし盗撮野郎も捕まえるし、警察からの事情聴取もコスプレのまま受けるし。非オタクにとっては罰ゲームそのものな展開でした。あー笑える。
ヒストリエ岩明均
「武器は手足の延長である」と言う思想が西洋には昔からある訳で(その証拠に、armは腕の意味と武器の意味の二つを持つ)。ならば、武器を使った闘術は拳闘の応用、延長戦上にあると考えられます。実際に技術体系がそんな風になっているのかどうかは、寡聞にして知らない訳ですが。にしても、エウネメスは強い人間力を持ってますねえ。
犬姫様二宮ひかる
ペットは家族の一員です。
なんて言う大馬鹿野郎に対してのあてつけみたいな漫画ですね。ちなみに私は、「ペットを家族扱いにして給料の扶養手当増やせないかな」みたいな相談をされたことがあります。てか俺に聞くな。
G組のG(真右衛門
紙幣一家は、ちょっとなあ。未開一族がいるから、インパクトに欠けると言うか。
今号の『セラフィック・フェザー』は休載させていただきます。
うたたねひろゆき、目をわずらう、か。やばいのー。
なるたる鬼頭莫宏
なんかよくわからんうちに終わった。
COMPILER FINAL(検討中)(麻宮騎亜
載ってませんし、私としては映画監督目指す韓国女の出てくるあの漫画の続きが読みたいんですがどうせしょうか。