書き留める

多人数放置系ブラウザゲームのアイデアを書き留める。

プレイヤーはNPC集団のリーダーになり、このNPC集団の全人事権と予算分配権を持つ。
初期状態で、一人のプレイヤーにはNPCが数人与えられる。
プレイヤーには、部下にしておける限界数が決まっており、それを超える部下を持つことはできない。
ただし、NPCには上下関係があり、プレイヤーには人事権があるので、直接の限界数を超えなければ何人でもNPCを持つことができる。
また、人事権とは、自由にNPCを降格ないし昇進ないし異動させる権利のことである。
NPCは、プレイヤーからの距離によってランクが決まる。プレイヤーから直の部下であれば、ランクAであり、ランクAの部下はランクBになる。以後同様。
降格は、あるランクのNPCを同ランクのNPCの部下につける行動である。
昇進は、逆にあるランクのNPCの上司を、上司の上司に変更する行動である。
異動は横滑りで、あるランクのNPCの上司を、上司と同ランクで別のNPCに変更する行動である。
なお、NPCにも持てる部下の数が決まっている(キャラクターによって違う)ので、それを超えるような異動はできない。
また、特徴として、人事異動をさせても、それ以外のNPCの上下関係は変わらないので、たとえばあるNPCを昇進させると、その全ての部下もランクが上がる。逆もまた同様。
あるNPCが他のプレイヤーから引きぬかれた場合、その部下もまたついていくので注意。

プレイヤーは金銭を持つ。この金銭をNPCに与えると、NPCは給料を引いた後、それを元手に何かの行動を起こす。行動の解決は時間による(なので放置系ゲーム)。その結果として、プレイヤーは新たな金銭を得たり、NPCが自己鍛錬して強くなったり、NPCがスカウトして別のNPCを部下に加えたることになる。また、余剰の金銭を部下に与えて、部下が同じように行動をしたりする。
プレイヤーは方針を決めることができる。「金持ってこい」「強くなれ」「部下を働かせろ」の三つである。NPCは、これに加えて「迷う」の中から行動を選ぶ。どれを選ぶのか傾向はNPC毎に違う。
仮に、ランクAのキャラクターが「迷った」場合は、プレイヤーの定めた方針に従う。ランクB以下のキャラクターが「迷った」場合は、上司の指示に従う。上司は自分の基準で部下の行動を決める。この時、上司も迷ったならさらに上司に判断を仰ぐ。以下同様。

ここまでの仕組みで、基本的な流れはこう。

1.プレイヤーが部下に予算を配分する。
2.放置
3.部下が勝手に動いて金が増えたり末端の部下が増えたり、部下が強くなったりする。
4.人事異動する。
5.1に戻る。

NPCがスカウトをすると、ランダムなNPCがやってくる。
プレイヤーも同様にできるが、NPCのIDを直指定することもできる。直指定した場合、かつそのNPCが既に別のプレイヤーに仕えていれば、金銭を渡すことでそのNPCを引きぬくことができる。
引き抜きには、それぞれのNPCに定められた隠しパラメータ以上の金銭が与えられれば成功するが、部下もいるため、必要な金銭の量はそのNPCとその全ての部下の隠しパラメータの総計が必要になる。
与えた金銭が足りなければ全くの徒労であり、ぴったり同額かそれよりもちょっとでも超えれば全員を引き抜ける。

発展
NPCの行動を「商売して金持って来い」の他にも「畑作れ」「鉱山掘れ」とかもあった方がいいかなあ。
他にも「部下を鍛えろ」とか。

バランスのよい行動をさせたいなら、
ランクAには、自主性が強く(あまり「迷う」ことがない)、かつ行動にバリエーションをそろえるのがよい。
ランクB以下には、迷いやすい、つまり上に従うイエスマンをそろえるのがよい。
末端のNPCには、Aと同じような人材がよいだろう。

なお、NPCの容姿と名前には、barcodekanojoを使いたいなあ。