実験してみた。

Five Star Stories の第一話クライマックス。
デヴォンシャの頭を素手で握りつぶして圧倒的な力を見せる Knight of Gold。そこにバルンシャが突っかかる。バルンシャ(の騎士)がデヴォンシャよりも強いことを見てとった Knight of Gold は、デヴォンシャの頭を手放し、居合い斬りでバルンシャの腹を裂く。斬り終えた時、デヴォンシャの頭はまだ宙にあった。

このシーンを再現してみました。

考え方


ここで落下にかかる時間を計算する。デヴォンシャの頭は空気抵抗を無視できるレベルまで密度が高いとみなし、単純に高さによる自由落下の時間を計算した。
MHの平均身長は14メートル。肩の高さは12.5メートルと推測できる。
その高さから自由落下した物体は約1.6秒後に地面に激突する。60fpsのフレームに合わせると96フレーム。
そこで、100フレームで(あまりうまくない)居合の動画を作成する。

動画

左手を横に突き出した状態→居合開始→居合終了
この三つのポーズを作るのにかなりの時間が……。
そしてアップロード。

考察

意外ともっさりした動きに見える。ただし、スパイドの先端部分は概算すると1.3秒で100メートルを移動している。これは約70m/sで、音速の約20%に当たる。パトレイバー映画1の台風の2倍、竜巻で言うとF3に相当する。
ただ、加速工程を含めた上での平均速度なので、トップスピードはもっと上のはず。さすがにヤクトミラージュのように音速には届いてないだろうが。
人間の居合が同様の計算で、秒速15m/sかそこらであることに比べれば、確かに化物のような速さではある(その分、間合いも広いからどっこいどっこいだろうけど)。

最後に

自己満足にお付き合いくださり、ありがとうございました。