ストレス発散

ここ最近職場での同調圧力がひどくてとてもじゃないがまともに物が考えられなかった。
我がA係の係長は隣のB係の仕事に首までずっぷしで本来の業務にはほんの片手間しか割いていない。しかし本来の業務は俺やその他の職員が恙無く回しているので、だからと言ってそれは表面的には問題になっていない。(まあ、本質的には問題にできそうではあるが、ことさら騒ぎ立てるのもなー)
で、ある日本来の業務を終わらせてから、奔走する係長に挨拶してから職場を後にしたのだが、コンビニでC係の係長と出会い、「残らなくてもいいのか」とか言われてそれはもう内心ついカッとなった訳で。
そりゃ言われりゃ多少のサビ残くらいはしてもいいし、必要なら残業もするけれども、普段から「何か困ったことがあったら遠慮なく言え」とか「風通しのいい職場」とか言ってる人が、自分の限界を見極められずに仕事を抱え込んで周囲にヘルプを出せないとか一体何の冗談なんだと。部下に仕事を割り振れない上司こそが批判の対象だろうがと。そもそも専門外の俺にできることがあんのかと。マスコットか? ピザが何人もいたら暑苦しいだけだろうに。テメーに言われることじゃねえ。
あんまりにも内心ムカムカしたので、ゲーセンで上海とDEATHSMILESを交互にやる。怒首領蜂大復活はパス。難しすぎる……。上海はカンが働かず申ではまって撃沈。DEATHSMILESは第5面までいけたが3レベルはつらすぎて死亡。しかしそれでも自己新だ。アゴアニキのダブルラリアットとかたこルカ★マグロフィーバーをぶつぶつ歌いながらプレイする様はさながら危ない人だったろうが知ったことじゃねえ。
翌日は内勤。引き継いだAccessをいじって、業務を楽にするレポートを作ることにする。自主的に、提案の形で。作っている最中は、一つのカラムに複数種のデータを入れてるんじゃねえ、とか、正規化って言葉知ってるか?とか、前任者を呪う言葉ばかりが脳裏をよぎったが、専門の教育を受けてない人間がここまでやったんだから、むしろ頑張った方だよなと自分を棚に上げた論理展開で優しい気持ちになる。しかしマイクロソフトはいつになったら観念してオフィスに正規表現エンジンを積むんだろうか。それとも俺がPerlに縛られているだけなのか。しかしAccessのレポートは生産性が悪いな。
完成した頃には退勤時刻になっていた。年上の同僚が「さ、帰ろうぜ」とせかしてくるので、帰る。レポートはまた明日、全員にゆっくり見てもらうとしよう。
気がつくと、気分が晴れていた。炭酸の一気飲みもラムネのまるかじりも本の馬鹿買いもレトロゲームも結局はストレス発散になっていない。俺にとって一番のストレス発散は、何かを作ることだったのだ。アウトプットせよ。混乱に秩序を与えよ。エスト&ビルド。SQLに祝福あれ。
今日は気持ちよく眠れそうだ。