床屋の猫

仕事帰りに、床屋による。
ちょきちょき切ってもらっている間に仮眠をとって、切り終えた頃、すっきりと目を覚ます。
最後の仕上げが終わるのを待っていると、その床屋が飼っている大きな雉猫が膝にのってきた。
にゃーにゃー鳴きながら、ぐりぐりと顔を押しつけてはペロペロと手を舐める。最高の気分だ。
咳が出て頭がふらふらして頭痛がして鼻水が止まらないけれど、最高の気分だ。風邪? なんだそれ。