RD 潜脳調査室
「RD 潜脳調査室」を18話まで視聴。ホロンさんが出ない回とかあったがそれでも色々といい。
最初の方の話なんかは泣きながら見ていた。波留が必死になって海に戻ろうとするところとかね。
1.ウラシマドライブ/island
後と比べるとはっきりするけど、初登場の波留はまさに気難しい老人と言った風体で、すぐにそれは否定されるものの、面白い。
2.少女/impact
同じ事件のミナモの側の事情、それと事件の解決。
3.リダイブ/identity
波留、メタルダイバー志願の話。
4.欲望の環礁/inside
波留の公式初仕事。ブレインダウンしたボブ周恩を救え！
えーっと、攻殻でもあったけど、いいおっさんが女の体になるって話が定期的に出てくるような気がする。快感がどうのって話は実証できないからいまいち説得力がないが、きれいになりたいって心理ならわかる気もするがねえ。
柴田昌弘の短編であったなあ。催眠術でとあるブサ男にそいつの理想を見せたところ、小悪魔的なメイドになって主人やら坊ちゃんからレイプされたりかわいがられたり（あれ？ 同じ意味か？）だったと言う話。エロゲで女性視点のゲームが出るのもそういうことなんだろうなあ。
5.スーマラン/item
ミナモがバイトの初給料で、波留にサングラスをプレゼントしようと言う話だが*1、いつの間にかアイアン・シュヴァルツ*2対ホロン＆ソウタの格闘物になってしまう。
見所はなんと言っても、（ミナモの想像に出てきた）スーマランかけた波留爺だ。やべえ、かっこいい。新たな境地、眼鏡老人最高。
そしてホロンさん的に超萌え話。ソウタと第一話での格闘について感想戦。話の流れで納得できないと叫ぶソウタ、表ぇ出ろと息巻く。ほんと青いと言うか大人気ないと言うか。それに素直に付き合うホロンさん。
結局再戦はしなかったものの、ホロンの外見は男が気にいるようにモデルからさらに手を加えられ、その上業務に支障のない限り男からの誘いは基本断らないなどと言う事実を、本人の口から説明したりして、ロボ娘好きにはほんとたまらん回でした。エロい！ つうか「男からの〜」って条件は一体誰がつけたんだっつうの。GJ！ フェミに見つからないようにな！
6.ラブ・レター/if...
ミナモ、読書感想文を書く、の話。
紙の本はいつか……って言うけど、銀色の円盤やハードディスクより長持ちすんじゃねえの？
7.手と手で/i am a dog
犬馬鹿日記。猫飼いにはよくわからん心理だなー。
8.ノー・フレンド/ideal
学校の幽霊話。
なんかここで一つパターンが提示されたような気がする。ソウタが電理研から調査を命じられた件は、ミナモの側にも身近な問題として影響を及ぼしており、解決のために動いた二人が最後の現場で出会うと言うパターン。
CPUパワーの時間貸しか……人間の脳でやると言うのはやはり恐ろしいね。「法的に問題がない」のは「技術的に問題がない」ことを意味しないしね。煙草だって合法だろ？
9.職/I/O
ソウタとミナモの父親衛の受難話。衛は愛すべき技術馬鹿。
メタルの更新をした直後、おそらく地球律からと思われる侵食を受ける。その侵食を食い止めるため、衛はサーバーの結線を斧で物理切断する。演出ではあるんだろうが、衛はその後自分の進退については一切触れることなく、メタルがどうなったのかばかりを気にしている。組織の在り方としてどうよと思わないでもないが、個人としての衛は馬鹿でかっこいい。
10.至高の話手/intelligence
マサチューセッツから逃げ出し海の中に逃げ込んだ人工知能Elizaが、人工島で再度発見されて、人工島のメタリアルに接続し、人々の会話記録をごっそり盗んでいくと言う話。
波留は恐らく故意にElizaに接続し、Elizaの性癖*3を利用し、自分以外の全員をElizaから解放させる。
やがてElizaは波留との会話から、地球律の存在を知り、地球律との会話を試みるため、波留を解放して再び海の底に沈む。
見所はやはり波留をサルベージしようとして失敗したソウタか。一体どんなエロいものを見せられたのか。書記長ともやってる癖にほんとに青いなあ。
しかし、人工知能で、名前はElizaか。やっぱスタッフは知っててやってんだろうな*4。スタッフのしかけた罠通り、視聴している間ニヤニヤが止まらなかったぜ。
11.純正律/intent
引退を決意したバイオリンの名手カズネさんが、ミナモを仲立ちにして、久島に昔もらったバイオリンを返すと言う話。
技術者と学者の違いの話と考えていいのかな？ 円周率の実用的な桁数は35桁だが、そこで満足するかもっと先を目指すかで、人は技術者と学者に分けられる。久島は音楽に対しては技術者でしかありませんでした、と。
12.光のない朝/image
全盲の少女が義体にして視覚を得る、が、そのことで苦悩する、と言う話。
なんでも、生まれたばかりの乳児に2か月光を与えずに育てると、大脳の感覚器官の使用状態が視覚なしで固定されて、その後目隠しを外しても物の形態を認識できなくなるとか聞いたことがある。いわゆる、ゲシュタルト崩壊。つっても、最初からないものが崩壊できる訳じゃないので、正しい説明ではないけれども。
13.もうひとつの海/intermission
波留の昔話。老人が女子中学生とデートだ！ 波留はイルカさん好き。愛でてよし、食べてよし（by ドロッセルお嬢様）
14.波と風/information
総集編。特になし。
15.食/imotare
メタルにつながったまま食事をしなくて死んでしまう人続出。原因を探れ、と言う話。
なんとなく、映画マトリックスに出てきた裏切り者を思い出した。
16.透明な力/ism
ホロンと同型の公用アンドロイドが違法に横流しされて風俗で働かされてるらしいので、調べて来い、と言う話。
ソウタの青臭さが前面に押し出された話だなあ。ソウタが、ホロンを一人の女性として見ていることを自覚した点では進歩だが、惚れた女と同じ顔した女が風俗で働いていたからってショックを受けるとかどんだけアレなんだ。その上、鶴ひろみ声の書記長に愛人として飼われているくせに、普通に女は口説けもしないヘタレさ加減がなんとも青臭い。
そういや、http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1144968.htmlなんて記事もあったなあ。ふと思ったが全身義体の女とやったら童貞捨てたことになるのかなあ。
加えて、ホロンさんに感情が発生した描写のあるSF的な話。萌え！
17.ホーム@ホーム/inherit
いろんな偶然が重なって、アオイ家が祖母・両親兄妹が揃って夕食をする話。
サブタイトルのinheritは「相続する」とか「受け継ぐ」とか言う意味だったっけか。「アンラッキーをハッピーに変える力」はミナモに受け継がれていますよ、と。てことはあれか。この祖母ってのはミズモの実母であって、衛にとっては義母か。男がほんと添え物だな。
18.ジュタの森/ion
もっと南の島のジャングルの中からメタルに影響するノイズが発生しているので、ちょっと調査行ってくる、と言う話。波留、ホロン、ソウタ、ミナモに、現地の人を加えてジャングルに出発。途中でノイズのせいでホロンさんの体調が悪くなって動きが止まるところまで。
そこでソウタが「何故それを言わない」と怒る場面があるが、それは調査隊のメンバーとしてはあまり正しくない行動だと思う。「いつから、どのタイミングでその症状が出ていたのか」を確認するのが先だろうに。まあ、外野の意見だが。
まとめ
ホロンさんいいよホロンさん。
