ストーリーデータベース仕様

なんか作ろう。

目的

さまざまな物語(ストーリー)と、それに付随するアイテム・キャラクター・人物を登録するひな形を作成することで、

  1. ポップカルチャー史研究の一助とする。
  2. コレクターが自分の所持品管理に使う。

などの効果を期待する。

概略

データベースに登録できるのは、

  1. ストーリー(物語)
  2. (そのストーリーに登場する)キャラクター(架空の人物)
  3. (そのストーリーを掲載・収録する)アイテム(物体)
  4. (そのストーリーの著作権を持つ)パーソン(実在の人物・法人)

の四種類のレコードであり、これらは相互にリレーションで紐づけられる。

左辺 右辺 リレーションの意味
ストーリー ストーリー これらのストーリーは関連がある。例)続編・外伝・アニメ化・オマージュ
ストーリー キャラクター 右辺のキャラクターが左辺のストーリーに登場する
ストーリー アイテム 右辺のアイテムに左辺のストーリーは掲載・収録された
ストーリー パーソン 右辺のパーソンは左辺のストーリーの実作にかかわった
キャラクター キャラクター これらのストーリーは関連がある。例)血縁関係・ストーリー上の関係
キャラクター アイテム 右辺のアイテムは左辺のキャラクターの実体化である
キャラクター パーソン 右辺のパーソンは左辺のキャラクターを演じた、あるいは声を当てた。いわゆる俳優や声優
アイテム アイテム これらのアイテムは関連性がある。例)前巻次巻・再版
アイテム パーソン 右辺のパーソン(主に法人を想定)は左辺のアイテムの出版流通に関する権利を所有する。いわゆる出版社
パーソン パーソン これらのパーソンは関連性がある。例)血縁関係・所属関係

レコードに登録できる内容

表記, フリガナ, その他諸々。

タグについて

これらのレコードには、それぞれタグをぶら下げることができる。また、タグはタグでカテゴライズできる。
タグによって検索性・グループ化を容易にする。
たとえば、「眼鏡」と言うタグを持つキャラクターをリストアップすることは容易である。
同時に、「「眼鏡」と言うタグを持つキャラクター」の登場するストーリー」もリストアップ可能であり、さらに「「「眼鏡」と言うタグを持つキャラクター」の登場するストーリー」を収録したアイテム」も同様にリストアップ可能である。

タグの親子関係について

タグには、親子関係を作成することができる。(親子関係がループにならないように、なんらかのストッパーを実装する)なお、タグの親子関係は多対多の関係にある。
あるタグがあるレコードにぶら下げられた時、そのタグに親があれば、同時にその親タグもそのレコードにぶら下がる。この親タグにもさらに親があれば、同様に処理をする。親がなくなるまでこの処理は続けられる。
逆に、タグに子がいてもそれは無視される。
例1)「オッパイミサイル」タグは「火器内蔵」タグを親に持つとする。「お尻マシンガン」タグも「火器内蔵」タグを親に持つとする。
あるキャラクターに「オッパイミサイル」タグがぶら下げられた時、そのキャラクターには同時に「火器内蔵」タグもぶら下がる。
例2)「学生」タグは「小学生」「中学生」「高校生」「大学生」タグを子に持つ。よって、「小学生」タグがぶら下げられたキャラクターは、同時に「学生」タグもぶら下げられる。
このタグの仕様は、レコードの分類を補完し、より完全に近いデータベースの実現を容易にすることを目的としている。登録者による個性の差を吸収することを期待する。

編集機能

Wikiっぽく! できれば!

付加機能

ユーザー登録機能と合わせて、アイテムに対してユーザーごとのステータスを登録できる。これは、そのアイテムを所有しているとか、一度読んだことがあるなどの情報をユーザー毎に登録するためのものである。

このデータベースの用途/切り口

昔を懐かしむ/本屋の店先で
アイテムを発売日を基準にカレンダー形式で表示する。過去の日付にすれば記録になるし、未来の日付にすれば発売予定カレンダーになる。
古本屋の店先で
アイテムを形態その他で分類し、古本屋での分類に合わせて表示する。目の前の棚で持っていないアイテムがあるかどうかを検索できる。
リポート・研究に(?)
ストーリーを発表年で並べると、年表になる。どのような思想的変遷があったかを俯瞰できる。たぶん。
出版
タグとレコードをごちゃごちゃにして、すべて50音順に並べて印刷すれば、特定ジャンルの辞典になる。

技術的な注意事項

  • やっぱUnicodeだよな。もう文字コードで悩むのはコリゴリだ。
  • Webに置く。書を捨てよ、街に出よう。そして携帯端末からアクセス。

雑感

wikiのシステムは、自由度が高く編集者の思想が編集にあらわれやすい。そのため、内容や形式に統一性が取りにくい弱点があると考える。
この弱点を補強するために、ある程度の枠が必要だと考えて導き出されたのがこのシステムである。