タロウのこと


最近のタロウはますます毛が深くなって、どんどん長毛種らしくなった。母親は覚えている限り全て短毛種の一族なので、これは父親の方の血なのだろう。父親らしき猫は先日一度見かけただけだ。家から100メートルほど離れた公園で、日向ぼっこをしていた黒い長毛種だ。
毛は長くなったものの、体格は同腹の兄弟の中で一番小さい。家人が言うには、普通のキャットフード(カリカリ)が口に合わず、なので食べ物が少なくて発育不良のようだ。
「え、じゃあ、猫缶買ってくるしかないのか?」
「いや、好物はわかってるんだけどな……」
なんでも、釣ってきた生の小アジをやると頭っからボリボリ骨も残さず食べるのだそうだ。贅沢なのか野生なのか、よくわからない猫だ。
ついでに、他の子猫の中には、同じ小アジを頭を取ってやらないと食べないのもいると言う。猫にも個性がある。確実に。
そんな訳で、現在冷凍庫の中の小アジを取り出して自然解凍中。明日の朝には食べさせられるだろう。

近況

今朝、首輪をつけてない犬を轢きそうになった。カンベンしてくれ。
夕方、撥ねられたばかりの子猫を路上で目撃した。痛みのあまり、転げ回り暴れ回り、はね回っていた。次に通った時には動かなくなっていた。アメショーの子猫だった。冥福を祈る。