今度は美神に挑戦してみた。その2

今度は美神に挑戦してみた。 - 永字八法の続き。

31巻

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リポート9 そして船は行く!! その1

悪魔アシュタロスは、美神美智恵に毒を打ち込み、8〜12週間の命だと告げる。血清が欲しくば、美神令子を道案内のホタル(ルシオラ)の指し示す点に来させろと言う取引だった。ここまでが先週の展開。世界GS本部の助力が得られないため、日本GS一同はハイジャックをして、ホタルの指し示す南極、到達不能極へと出発する。自衛隊所属の砕氷船しばれる」をハイジャックしたのは、昔取った杵柄のドクター・カオスとマリアである。覆面をし、昔はこういう海賊行為で研究資金を稼いでいたと自慢話である。ネルソンと戦ったとか言ってるが。ちなみに美神令子は置いてきた。

リポート10 そして船は行く!! その2

南極へ向かう一向の前に、「海が三分で船が七」の大艦隊が立ちはだかる。ピートが旗艦の艦長を吸血鬼化し、エミとタイガーが全艦隊を暗闇の幻覚で包む。その間にピートは吸血鬼を増やし、雪の丞、マリアがレーダーや対空砲を破壊していく。その、一般人が動けないはずの暗闇の中を、一台のヘリが近づいてくる。それには美神令子が乗っていた。アシュタロスが全人類を抹殺するのに十分な量の核ミサイルを手にいれ、それをもって人類を脅迫してきたため、GS本部も世界中もこの戦いに助勢することになったのだ。

32巻

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リポート1 GSの一番長い日!! その1/リポート2 GSの一番長い日!! その2

南極到達点についた一行。そこでは、アシュタロスの精神エネルギーの作ったバベルの塔が待っていた。ルシオラたちの案内で塔に入る一行。ただし、ある場所からは美神一人だと告げられ、美神はそこに引きずり込まれる。マリアのロケット突き押しでついでに横島もそこに放り込まれる。その後、行く手を阻む巨大な壁が下りてきて、美神たちと一行を分断する。残された一行は、パピリオと戦い、逆にパピリオを捕まえてしまう。(力の弱ったところでドクター・カオスの注射器によって元の昆虫の姿にされた)

リポート8 GSの一番長い日!! その8/リポート9 GSの一番長い日!! その9

一度は交戦するものの、歯が立たず、しかし横島の機転によってアシュタロスから逃げた美神・横島・ルシオラの三人。他のGSとの間を阻む壁のところまで戻ってくる。横島はコピーしたアシュタロスの神権を使ってこの壁をほんのちょっと開けたが、それだけで文殊の効果が切れてしまう。一方、ヴェスパはアシュタロスを休ませ、自分が横島たちを追うと言い出し、アシュタロスに認められる。まずは確保した核ミサイルを全弾発射し、それからヴェスパは美神たちを追いかけた。
横島たちは壁の向こうにテレポートしたように見せかけて、驚いたヴェスパはアシュタロスの委任状でもって壁を全開にする。しかし壁の向こうの会話は機転を利かせたGSたちの芝居であり、横島たちはまだ壁のこちら側に隠れていた。唖然とするヴェスパ。そこにマリアがロケットパンチを伸ばしてアシュタロスの委任状をつかみ、今度は壁を閉じるように命令する。ルシオラはパピリオを起こし、ミサイルを反転させるように命じる。ミサイルを発射させた潜水艦は、パピリオの支配下の人間の操縦するものだった。パピリオは言われた通りミサイルを反転させ、すべてこのバベルの塔へ戻ってくるようにした。

リポート10 甘い生活!! その1

慌てて逃げ出すGSたち。ミサイルはすべて異空間のバベルの塔に着弾。そのころには現実の南極まで逃げ延びていたが、異空間への門は閉じても衝撃波は漏れ出し、それでふっとばされるGSたち。しかし欠員はなし。
無事に東京に戻ってきた一行。美神母も回復し、横島も退院した。美神に迎えられ事務所へ行く二人だが、途中で横島のアパートに寄る。するとルシオラが出迎えてきた。

33巻

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リポート9 ジャッジメント・デイ!! その2/リポート10 ジャッジメント・デイ!! その3

アシュタロスは死んでいなかった。それどころか、GSたちを着々と罠にはめていた。
宇宙の卵を使いGSたちを別の世界に放り込み、アシュタロスはついに美神の中の結晶を手に入れた。これによって宇宙処理装置(コスモ・プロセッサ)を起動させたアシュタロス。助けにかけつけるGSたち。マリアがぬけがらになった美神の体を病院に運び、GSたちは宇宙処理装置に攻撃を加えようとする。それに対しアシュタロスは、かつて倒された悪魔たちを世界中に復活させて対処させる。

34巻

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リポート4 ジャッジメント・デイ!! その7

マリアによって病院に運び込まれた美神の体は、魂がないために死につつあった。マリアの助言で、おキヌちゃんが幽体離脱して美神の体にとりついてことなきを得る。かわりにおキヌちゃんの体を生命維持装置につないでマリアと美神(おキヌちゃん)は戦線に戻る。

リポート5 ジャッジメント・デイ!! その8

復活した悪霊・妖怪を避けるために高高度を飛行するマリアたち。しかしそこにも追手が現れた。海の底から復活したテレサであった。復活テレサはアシュタロスの敵を抹殺するようプログラムされてから再生されていた。

リポート6 ジャッジメント・デイ!! その9

空中戦を繰り広げるロボ娘姉妹。しかし生身を抱えたままのマリアの方が不利。やがてテレサのミサイルに被弾し墜落してしまう。しかし、墜落した先は美神のマンション、つまり宇宙処理装置の場所であり、ちょうど横島がアシュタロスにリベンジを仕掛けている最中であった。テレサ胴体着陸しようとするマリアにとどめをさそうとまたミサイルを撃つが、そのミサイルは当たらず、その爆発により横島を宇宙処理装置の中に入る隙を作ってしまう。怒ったアシュタロスは腕のひと振りでテレサを破壊し、ハニワ兵を多数召喚して宇宙処理装置をガードさせ、自分もまた宇宙処理装置に入っていく。
ちなみにハニワ兵の攻撃方法は、近づいたものをがっちり覆い隠して自爆することであった。「近づく?」「NO!」

リポート8 ジャッジメント・デイ!! その11

美神(おキヌちゃん)はマリアの通信機でドクター・カオスその他と連絡を取っていた。宇宙処理装置の中での横島の奮闘が功を奏して、美神の魂は再生し、見事肉体に戻ってきた。横島も叩き出され、それを追ってアシュタロスも現世に姿を現す。

リポート9 ジャッジメント・デイ!! その12

美神とアシュタロスの対峙。美神はアシュタロスに対し、宇宙処理装置によっていじられた宇宙からの反作用がアシュタロスを襲っていると指摘。アシュタロスはそれに対して攻撃。かろうじてマリアがブロックし、マリアはメモリーバックアップを取って全壊してしまう。しかしその隙に横島によって、宇宙処理装置の中の結晶が取り外されて、美神の元に戻ってきた。宇宙処理装置は効果を失ってしまう。

35巻

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リポート4 ジャッジメント・デイ!! その17

結晶は破壊され、宇宙処理装置も破壊され、すべての計画を妨害されたアシュタロスは体を捨てた。そして残された全てのエネルギーを費やし、千年前に作った究極の魔体に自分を移植した。心も知能も全て消して破壊本能のみを残し、魔体に注ぎ込んだ。全長180メートルの破壊兵器は、予備動力で2、3日しか稼働できないが、それでもそれだけあれば十分人間を皆殺しにできそうだった。
さらなる決戦。空を飛べるものは参戦せよとの要請を受け、ドクター・カオスは予備部品を集めてマリアのボディを飛行に特化した形態に修復する。パピリオはそれをヒントを死んだルシオラとヴェスパを再生することを思いつく。

リポート5 ジャッジメント・デイ!! その18

美神やマリアたちの攻撃。しかしその攻撃はバリアーによってすべて防がれてしまう。元々が対神戦闘用の魔体であるため、そのバリアーの威力は絶大であった。

リポート6 ジャッジメント・デイ!! その19

魔体の攻撃力の前に、動けるのは美神と横島だけになった。再生したヴェスパは横島にバリアーの死角を告げる。それを信用した横島は、そこを衝いて魔体を破壊する。

39巻

GS美神 極楽大作戦!! 39 (少年サンデーコミックス)

GS美神 極楽大作戦!! 39 (少年サンデーコミックス)

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リポート6 ネバーセイ・ネバーアゲイン!! その1/ラストリポート ネバーセイ・ネバーアゲイン!! その2

西暦2199年、美神除霊事務所跡は、何者の再開発も拒む廃墟になっていた。それは、そこにかつての所長、美神令子(と横島、おキヌちゃん)の悪霊が出没するからであった。そこに何度めかのGSがやってくる。巫女装束にゴーグルのインガ・リョウコと、そのアシスタントアンドロイド、パシリスクM・3である。
横島の説得が功を奏し、リョウコとパシリスクは中に入れてもらえる。
リョウコは美神が2087年に死亡の記録があることを告げる。それにより、美神の「悪霊」は自分自身が霊ではなく、残留思念であることを知る(この美神たちは1999年が最後の記憶である)。
しかしそこでリョウコが霊体の不法売買を裏稼業とする悪徳GSの正体を現し、美神たちを襲う。だが、美神の逆襲にあい、パシリスクは破損、リョウコは逃げ出してしまう。パシリスクは通信機能でオカルトGメンをコールする。
かけつけるオカルトGメン、リョウコは美神を捕まえてと叫ぶが、逮捕されたのはリョウコだった。この時代のアンドロイドは、全てコピーしたマリアの人工霊を使っており、大破したパシリスクは基礎部分であるマリアの部分から再起動し、美神のことを思い出し、リョウコの犯罪行為をオカルトGメンに告げたのだった。
ちなみにやってきたオカルトGメンのリーダーはピートであり、ドクター・カオスの近況を聞くことができた。世界有数の金持ちになっていたが、ボケが回ってもう誰が誰やらわからなくなっているという。
なお、自分が他人の儲け話にならないとわかると、それだけで美神は成仏することができた。
と、言う夢を、事務所の一室で美神と横島は見ていましたとさ。

まとめ

名作だったなあ。しかし終わったのが1999年ちょうどだったのか……。いい区切りと言えば区切りだったのだが。