やっぱい今回もいなかった。

今回はいなかった。 - 永字八法の続き。
最新刊81巻までを調査。

パタリロ! (78) (花とゆめCOMICS)

パタリロ! (78) (花とゆめCOMICS)

雑誌コード:43782-04
パタリロ! 402 「帝国への逆襲」

番外の未来SF編。
人類が地球を飛び出して銀河系中に広がって幾星霜。地球の座標軸は失われて久しいオルガXL(エクセル)千年紀の最後の年、銀河系は強大な帝国軍にほぼ掌握されかかっていた。
帝国軍に抵抗を続けるのは僅かな勢力のみで、その一つが辺境の独立惑星「マリネラ」だった。
惑星マリネラ世襲神権国王パタリロ・ド・マリネール18433世は、降服勧告に来た帝国の使者をつっぱね、辱めた上で送り返した。
これで帝国軍の旗艦「デス・マス・スター」によって30分でマリネラの表面は灰になることが決定的になったと思われたが、それに対しパタリロは案ずることはないと断言した。
マリネラは地球を飛び出した後、巨大宇宙船に乗って長年にわたり放浪した挙句にたどりついた星であり、つまるところ、自分たちは地球人類の直系であると説明する。しかしただそれだけではなく、地球の古代兵器もまた受け継いでいたのだと。
パタリロが部下のタマネギたちに見せたのは、プラズマXだった。マニュアルを読むパタリロ。ウランがないと動かせません。ウランって何? 古代地球にしか存在しない鉱石だって。えー。
諦めて部下にシェルターを掘らせるパタリロ、しかしそこで大仏を発掘する。大仏は移民船のリストにはない存在だ。そしてパタリロたちは、ここが地球そのものであったことを理解する。銀河を一周して戻ってきていたのである。つまり、ここにはウランがある。
間一髪でプラズマXの起動に成功したパタリロは、プラズマXのパワーでマリネラを狙う主砲の攻撃を防ぐことができた。調子にのってプラズマXに旗艦を破壊させようとするが、プラズマXは人を殺すことはできないと拒否する。兵器ではないのかと驚愕するパタリロたち。そこで色々あって旗艦へ侵入、提督(バンコラン)との交渉にこぎつける。
ここにいたってプラズマXがその任務を明かす。自分は兵器ではなく、過去からのメッセンジャーであると。
プラズマXが過去のメッセージを壁に映す。古代文字で書かれた「憲法九条」であった。
提督が帝国が侵略を行う真の目的を話す。帝国は銀河系を統一した後、速やかに軍を解散、共和制に移行するのだと。その際、この古代の憲法条文は新共和国にも採用されるだろうと。
提督とパタリロは和解し、マリネラは帝国の傘下に入る。パタリロはその後、新たな共和国の名誉議員として高給をもらいながら、地球まんじゅうやら地球キーホルダーを売って小銭を稼いでいると言う。