なんのためにやっているのか

NScripterで、複数の方式で実装した配列と連想配列、変数の退避と復帰、それらをより合わせてオブジェクト指向プログラミングができるようにして、ガベージコレクション的な機能まで実装して、目鼻が立つところまでやったんだけど。
なんで手続き型で名前空間とかなくて恐らく開発者のほとんどがAVGを作るのにしか使ってない言語(と言うかプラットフォーム)でここまでやってんだろうと言う疑念がムクムクと。
はっきり言ってこれだけの機能、ActionScriptでもRubyでも吉里吉里でも最初からできることばかりだ。何故NScripterでなければならんのだろうか。
2chNScripterスレ見ればわかるけど、大半の(開発者としての)ユーザーが興味を持っているのは、演出とシステムカスタマイズとバックログと袋文字と、そんなことばかりだ。高度なプログラミング技法など誰も求めていない。
オブジェクト指向プログラミングができたからと言って、それで開発効率が上がるような人間はまず他にいない。普通のノベルを作るのには、むしろ邪魔と言えば邪魔になるような概念だ。
たとえば、「setwindowの20を超える引数に挫折した」と言うような人がいて、その人物に必要なソリューションはsetwindowをラッピングしたwindowクラスを提供し、newした後各種メソッドを駆使させることではなく、setwindowラッパーテスト : 幻惑郷を紹介することなのかも知れない。
結局、NScripterを使う理由と言うのが「すぐに動くアプリ」以外にないのかも知れない。俺がやっているのは、無駄にスクリプトを肥えさせているだけなのかも。
一晩寝て、それでも気力が残っていれば、整理して公開するかも知れない。