図書館島

魔法先生ネギま! プライベートレッスン ダメですぅ 図書館島を山から崩してプレイ。クリア。プレイ時間は20時間47分+ラスボス二匹分。
時系列的には、ネギがエヴァとくーふぇに師事した後、学園祭前のいつかと言ったところか。

導入

ある晩、エヴァンジェリン茶々丸を従えて図書館島の奥に忍び込み、ある魔道書を盗むところから始まる。
ロフトまで持って帰ってみたところ、しかし役には立たないことがわかり、再度封印して、翌日の放課後、修行の後でネギに返すように渡す。
ネギは素直にそれを即座に図書館島に返そうとするが、アスナたち一行(アスナ、このか、のどか、ゆえ、いいんちょまき絵)もそれに合流する。しかし図書館島の入ってすぐの場所でアスナがその魔道書に触れてしまい、アスナの魔法無効化の力で封印が解けてしまう。
気がつくと、一行はバラバラになっており、また、魔道書の作りだす結界によって図書館島は一種の異界になり、その中で出会うモンスターはすべてカードバトルによって手順を踏まない限り倒せなくなってしまっていた。(後に、魔道書の作りだした一種の幻影であるため、魔道書の決めたルールでしか左右できないと説明される)
翌日の授業開始まであまり時間がない。ネギはバラバラになった生徒たちを全て救出できるか!?

システム

図書館島の内部は、2Dダンジョンになっている。うろうろしていると、ランダムエンカウントの敵と出会う。その敵とカードバトルを行い、勝利すれば経験値と運がよければカードが手に入る。
カードは手持ちのカードをきっちり40枚合わせてデッキを作り、それを戦闘に使う。デッキは三つまで作れるが、カードのストックが少ない内は、他の(まともに動く)デッキを作る余裕などなく、クリアだけを考えるなら1デッキで回すのが普通だろう。カード集めはやり込み要素と割り切っているんだろう。
戦闘はターン・フェイズ制。まず、敵味方双方が7枚のカードを引き手札にする。
最初はプレイヤーのフェイズ。特殊カードはフェイズの頭に1枚までしか使えない。その後、キャラクター(ネギ固定で最大3人)が、それぞれ使うカードとそのカードで攻撃する相手を決める。その後、敵がそのカードに対抗するカードを手札から出す。そして解決。ダメージを与えたり与えなかったり。
次に敵のフェイズ。同じように特殊カードを使ったり使わなかったり、攻撃カードを出したり出さなかったり。敵のデッキがどうなっているのか実に不思議。想像だと、敵の種類それぞれに使うカードの内容が決まっていて、それを組み合わせてるのかな、と。
毎ターン、カードは7枚に補充されるが、使ったカードもすぐにデッキに戻されるようで、同じカードがまた手元にやってくることもよくある。
敵は全滅が敗北条件だが、こちらはネギの死亡(HP0)が敗北条件である。ネギが倒れると他のキャラクターがピンピンしていてもゲームオーバーである。ゲームオーバー後のやりなおしを選択すると、図書館島の外に放り出され、宝箱開封情報なども入る直前まで巻き戻されてしまう。カードの取得状況までは巻き戻されていない……と思う。もっとも、これはFFシリーズ的な温情措置かと思われる。経験値はそのままにセーブポイントまで戻す、みたいな。

カードの種類

戦闘に使うカードと、補助カードの二種類があり、それぞれにまた誰でも使えるカードと特定キャラクターにしか使えないカードの区別がある。特定キャラクターのみに使えるカードは特殊だったり数値が高かったりするが、当然そのキャラクターをパーティに加えてないと使えないし、使える条件がきつい場合も多い。
キャラクターはネギ(固定)、アスナ、このか、せつな、のどか、かえで、龍宮、くーふぇの8人から3人を選んでパーティを組む。(あああ、なんで茶々丸が使えないんだ)

  • ネギの特殊カードは単体大打撃と複数対象攻撃
  • アスナは単体大打撃と連携大打撃
  • このかは回復・ゲージ増強・防御
  • せつなはガードブレイク(敵の防御を無視して必ずダメージを与える)
  • のどかは防御と情報系、場のコントロール
  • かえではネギと似て、複数対象攻撃や単体二度攻撃
  • 龍宮は遠距離攻撃と敵のゲージへのダメージ
  • くーふぇはカウンター系(敵のフェイズに敵にダメージを与える)

アスナは状況を選ばずゴリ押しできる(高い攻撃力の前にはいかなる防御も意味がない)し、ゲージを消費しやすいアスナはこのかと相性がいい。
このかは相手ではなく味方に影響するので、やはり状況を選ばない。その意味ではアスナ以外とも相性がいい。
せつなも状況をあまり選ばない。特殊な攻撃に対して効果を発揮する防御カードもあるが、ガードブレイクはそれすらも貫通するからだ。とは言え、アスナほどの大打撃力は期待できない。
のどかは色々できるが、トリッキーだ。状況に左右されやすい。特定のカードが来なければ回らない状況に陥りやすそうだ。
かえでもそこそこ使いやすいが、アスナほどの打撃力がないように感じる。同じ打撃力300の攻撃でも、アスナとかえでではアスナの方がダメージ量が大きいような。
龍宮は遠距離攻撃であることがそのまま制約になる。遠距離は平均して高い攻撃力を持つが、遠距離攻撃カードは防御力は逆に紙である。また、中には遠距離攻撃を禁じるカードを敵が使ってくることもあるし、遠距離攻撃に対して効果を発揮するカードもある。何より、遠距離カードは手に入りにくい。
くーふぇもまた使いどころが難しい。防御からのカウンター系のカードが充実しているが、それは逆にくーふぇに攻撃が集中しなければ意味がないとも言える。そのためのルアーのようなカードもあるが、それを必ず引くと言う保証はない。
私は考えた末にアスナとこのかのみを使った。連携カード(連携とついたカードを、複数のキャラクターが使えば、様々な付加効果を発揮する。相乗効果で全てのカードが強化される訳だ。スリヴァーとかkindleって言葉を知ってると話は早い)の効果で、アスナはゲージ1消費と引き換えに攻撃力900をぶちかませる。それ専用にデッキを組めば、1〜2ターンに一回は可能だ。

カードの合成

カードとカードを組み合わせると、別種のカードができると言う。その法則性はよくわからないし、女神転生と違って結果がわかった時にはもう合成は終わっているので、なかなか気軽にはできない。いちいちセーブしてから試せばいいようだが、そこまでやってらんねえと言うのが正直なところ。
合成でしか手に入らないカードもあると言うが、そういうのは攻略本と言うか解析本を見てからやりたいなあ。
ちなみに、通信機能を使って交換もできるようだが、GBA用ソフトをDSで動かしておいて、交換とかできるのかなあ。

エンディング

ダンジョンの奥からいいんちょを救出?し、残るはまきえのみと言うところで一旦タイムリミット。その日の授業が始まってしまう。(時間の経過遅っ! ジャンプ並! マガジンなのに!)
まき絵不在のまま授業は終了、放課後もネギは愉快な仲間たちとともに図書館島のダンジョンへ。まき絵と本を回収し、本をエヴァンジェリンの元に戻す。エヴァンジェリンはもう一度本を封印し、茶々丸に持たせて図書館島の奥に行かせるが、そのまま茶々丸は戻って来なかった。ネギたちは茶々丸救出と、本の再封印のため、もう一度図書館島に潜る。
再生ボスとの連続戦闘、ラスボスのドラゴン、真のラスボスを倒し、エンディングである。
魔道書は開いた人の魔力を元に、その心理を反映した何かを作りだす。真のラスボスはエヴァンジェリンの創造物だった。ネギは真のラスボスと戦えたことをエヴァに感謝する。
思ったことは、まだこの頃、クウネル・サンダーズ(アルビレオ・イマ)はその存在を発表されてなかったんだよなあ、と言うこと。

感想

演出がしょぼい。ハードの限界って言っても無理があるだろこれ。
キャラクターのグラフィック、特に立ち絵にひどいのが混じってる。せつなの立ち絵のかわいげのなさはともかく、高畑・T・タカミチは特にひどい。その唇の端はどうにかならなかったのかと。
キャラゲーとしてこれは致命的ではないのかと。あと茶々丸さんにもっと出番を。
ちなみアスナの俺の中での仇名は「おぱんちら子」だ。キャラクターカード使う度にパンチラ見せられても有難みがないよなあ。
ゆえの6分間イベントは方向音痴故に失敗した(加えて、Bボタンを押せばスピードアップすることを知らなかった)のだが、実際には漏れていなかったので残念なようなほっとしたような。CEROレート12!

登場キャラクター

キャラ ゲーム内表記
朝倉和美 朝倉 ちょい役
綾瀬夕映 ゆえ 遭難役
神楽坂明日菜 アスナ パーティメンバー+遭難役
絡繰茶々丸 茶々丸 相談役+遭難役
古菲 くーふぇ パーティメンバー
近衛木乃香 このか パーティメンバー+遭難役
桜咲刹那 せつな パーティメンバー
佐々木まき絵 まき絵 遭難役
龍宮真名 龍宮 パーティメンバー
長瀬楓 かえで パーティメンバー
Evangeline.A.K.McDowell エヴァ 相談役
宮崎のどか のどか パーティメンバー+遭難役
雪広あやか いいんちょ 遭難役
源しずな しずな ちょい役
近衛近右衛門 学園長 ちょい役
高畑・T・タカミチ タカミチ ちょい役
アルベール・カモミール カモ 相談役
チャチャゼロ チャチャゼロ ちょい役