擬人化

http://d.hatena.ne.jp/sawady/20080724/1216898960より、話を振られたので。
かわいいけど、眼鏡じゃないから食指が動かんなー(笑)
あ、いや、水道啓蒙キャラとしては上出来な部類だと思います。一回限りでナコルル雇ったりするよりは(笑)
こういう擬人化って、一昔前なら水の妖精みたいなのが出てきたと思うんですけど、最近では魔法少女っぽいのがデフォルトなんだなあ。……フーケーの水妖記*1、読み返したくなって来たな。
D
……結局こいつ、金払ってないよね。
あ、いや、そういう話じゃないよな。うん。水道料金は払いましょう。
なんて言うか、砂漠の国だったら水道局って権力機関だよな、とか不穏なことを考えてしまうんですよ。特に、月に一度回ってくる徴収率の報告書を見る度に。民間の金貸しとか小売店だったら、潰れるか銀行の支配下に置かれてるような数値じゃねえかなこれ、とか思ってしまう訳ですよ。まあ、幸いなことにどっかの水道事業者がなんかの倒産法のお世話になったとか言う話は聞いたことがないですが。
新人でそれほど人類愛にあふれている訳でもない私としては、「刺身にタンポポ乗せてでも水道料払え」と言いたいです。
D
各御家庭にある水道の蛇口を捻ると24時間水が出る。これって、当たり前になってるけど本当はすごいことだよね?って歌。うん、そのとおり。人の住んでいるところ限定とは言え、日本全国ほとんどあらゆる場所を掘り返して管を埋めて、そこに「一生飲んでも悪影響がない」水よりも10倍以上きれいな水を流してるんだから、正直、狂気の沙汰だと思う。ローマ帝国なんか目じゃねーよ。
アフリカの留学生が、ホームセンター行って蛇口だけ買って国に帰ったって話もあります。どこに行っても蛇口ひねれば水が出るもんだから、科学だか魔法だかで蛇口そのものに水を出す機能があると思ったらしい。そうじゃないんだ。手品師が手からなんか出すのは、魔法じゃなくて本当に体の中になんかを仕込んでるからなんだよ。手術とかで。手品の種なんてバレてしまえば「なあんだ」と思うくらいに単純なものだけど、それをするには狂気だか執念だかが必要だ。費やした狂気の量で、奇跡の価値は決まるのさ。
最初に水道を全国に敷設しようとか考えた奴は、きっとマゾか無限の人類愛を持っているかのどっちかだと思います。
みんなゴブゴブ飲もう! ペットボトル買うよりも健康にいいさ。ただ、そんな俺でも大阪にいた頃は絶対水道の水は飲まなかったけど。
D
まあ、ミネラルウォーターも注意しましょう。さすがに日本にはないだろうけど、米国で、沼の水をそのまま詰めて「ミネラルウォーター!」とか言ってたり、水道水そのまま詰めて「ミネラルウォーター!」とか言ってた業者がいたらしいので。
ちなみに水道の水のペットボトルはあります。乾パンとか毛布と一緒にしまいこまれて、緊急時を待っています。

まとめ

 みんな、ライフラインだなんだと言うんなら、もっと水に気を遣ってくれ! そして水道料金払ってくれ! この一言に尽きるな。

*1:

ウンディーネ(水の精) (1955年) (独和対訳叢書)

ウンディーネ(水の精) (1955年) (独和対訳叢書)

水妖記―ウンディーネ (岩波文庫 赤 415-1)

水妖記―ウンディーネ (岩波文庫 赤 415-1)