サディスティック・エージェント (GA文庫)

パソコンを立ち上げると、「ちょっと更新あるねんでインストールしてくれんか」とメッセージが出たので、「ああいいよ、その間俺は新しく買ったラノベを読んどくから」とこの本を開いた訳だが、更新が終わるまでに約150ページ、半分を読み終わってしまった。長いよマイクロソフト
そして説明。
通り魔から幼児をかばって殺された女子中学生が、命のかわりに地獄の炎を入れられて蘇った!
……って、それは一体どこの千之ナイフのホラー漫画ですかげふんげふん。
とは言え、相変わらずの中里節とも言うべき作りで、残酷な世界で、言い訳しないキャラクターが、ポジティブに、ちょいと説教臭く(笑)、そしてロボ娘
異界魔と呼ばれる存在を憑依させて超常の力を得た人間たちとのバトルの合間に、「罪を犯した人間は無条件に地獄に落ちるべきか」などとひたすら倫理を問うような伝奇的展開なのに、ロボ娘
地獄のエンマが釘バット振り回すヒロインに追いかけまわされたりしてるけど、ロボ娘
さすがですぜ中里先生。何があってもロボ娘を出すそのパワー。そこにしびれるあこがれるぅ!
婦警ロボ娘の「K-マルス四型」さんは、格闘戦フォームに変形したり、大排気量の武装バイクを乗り回したり、オープンハッチしてミサイルで板野サーカスしたり、あまつさえ(不本意ながら)首外しの大技を見せたりと大サービスでしたよ!
地獄がテーマだったりするので、その点でも俺にはジャストフィットなお話でした、と。
ちなみに。
仏さんじょ氏が「7年ぶりにラノベの挿絵」なんて言っているが、その七年前の作品ってのはなんなんだろう。