「僕の彼女はサイボーグ」の感想

時間物SFとして見た場合。

監督、お前何も考えてねえだろ。このストーリーで納得するのって、TRPGでセッション後に経験値をたっぷりもらった奴だけだぞ。
タイムパラドックスと言うかなんというか、あれだ。
「時間移動とは、本当に時間をさかのぼるのではなく、よく似た並行世界に時間軸をずらして移動することである」とか言う説があって、これならまあ、わからんでもない。後、分岐する宇宙って概念があれば、なんとか説明はできる。
しかしこれに加えて「あれ? それじゃあ、これを最初にやったやつは誰なんだ?」とか「あれ? それじゃあ、これは一体どこから来たんだ?」と言うおなじみのパラドックスもあるのでかなり困る。

ロボ娘物SFとして見た場合。

サイッコー。「彼女」の頑丈さは死ぬほど萌えるね。しかしアルコールで誤動作するのはどうかと。どういう作りだ。
綾瀬はるか、演技力あんじゃん。

コメディとして見た場合。

繰り返しはギャグの基本! 誕生日毎に繰り返されるあの儀式は、ギャグと言うよりは、むしろあると安心する。

恋愛物として見た場合。

最後に出てきたあのビッチの存在価値がよくわからん。「彼女」でいいじゃん「彼女」で。と、ロボ娘主義者がのたまいますよ。