判定方法に関するメモ

TRPGで使うにも電源要で使うにもちょっと工夫がいるが、面白そうな判定方法のメモ。
行為の判定方法は、「能力値+技能の値が乱数以下ならば成功」と言う下方判定の一種。
戦闘ルールは「自分の攻撃判定に成功」し、さらに「敵の防御判定が失敗」することで初めて攻撃が通るケイオシアム方式。
ここでの肝は、乱数の幅を能動側が決定できると言う点。
それぞれのキャラクターは「テンション」と言う数値を持ち、これはキャラクターのプレイヤーがターン毎に変更できるとする。そのキャラクターが能動側になった場合、乱数は1からこのテンションの数値までの値を取る。受動側は、そのまま能動側のテンションを防御判定に使うことになる。

達人(能力値+技能=80)と素人(能力値+技能=30)がいるとする。

達人が素人に攻撃する場合。

達人はテンションを80に設定するのが最も効率がいい。1〜80までの乱数しか発生しないのだから、絶対に失敗することがない。
一方、素人は1d80を振って、30以下が出なければ防御は成功しない。37.5%が防御の成功値である。

素人が達人に攻撃する場合。

素人は失敗しないようにテンションを30に設定すると、達人には必ず防がれてしまう。達人でも防御できない可能性を作らなければならないので、テンションをたとえば100にして攻撃しなければならないだろう。
この場合、素人の成功率は30%、達人の失敗率は20%で、乗じると6%になる。まあ、素人と達人だからこんなものかと言う気もする。