ゲーム企画書:FFT(ファイナル・なんとか・タイピング)
ジャンル
タイピングソフト。タイピングのためのタイピングではなく、マウスに頼らない実用的なタイピング技術を、楽しみつつ養うための教育ゲーム。
概要
いわゆる、コンピュータゲームで言うところのRPG。ただし、コマンド入力がキーボードから日本語を入力するようになっている。早く打てる人ほど、キャラクターのレベルが低くとも、うまくて強いと言うことになる。
このゲームの特徴
マウスを使わず、キーボードショートカットを多用する。ゲームをストレスなくこなそうと思ったら、自然とショートカットを覚えられる。
システム
ワールド内の移動はキーボードのカーソルキーで行う。それ以外の行動は、エンターを押してコマンド入力窓を出し、そこにコマンドを入力しなければならない。コマンド入力窓はエスケープキーで消せる。
ただし、戦闘中は強制でコマンド入力窓が表示され、エスケープキーもスルーされる。
コマンド入力窓は、「 」を/に「 」と言う形の二つの空欄から構成される。左を対象窓、右を行動窓と呼ぶ。空欄間のフォーカス移動はタブキーを使う。
二つの空欄に単語を入力し、エンターを押すとその行動が解決される。入力された単語が登録外だとミスになる。特にペナルティはないが、戦闘時においては時間の浪費につながる。
周囲に誰もいない時のコマンド入力窓
- 「ブロードソード」を「装備する」などのコマンドで装備品を整えたり、
- 「○○と○○」を「調合する」などのコマンドで新たなアイテムを作成したりできる。
商人などがいる時のコマンド入力窓
商人が自分の扱っている品物のリストをしゃべるので、
- 「革の鎧」を「買う」などのコマンドで購入
- 「○○」を「売る」などのコマンドで売却ができる
戦闘時のコマンド入力窓
- 「ゴブリン1」を「切る」などのコマンドで攻撃
- 「ゴブリン集団」に「ファイヤーボール」などのコマンドで魔法
- 「(空欄のまま)」「逃げる」などで退却
コマンド入力のギミック「連続行動」
右側の行動窓に入れる単語は、「&」を使って複数並べることができる。
たとえば、戦闘では、「ゴブリン2」を「切る&突く&叩く」などすることができる。このコマンドが完成し、エンターが押された場合、ゴブリン2には三連続攻撃が行われる。(他にも「強く&なぐる」などの形容詞も受け付ける)
ただし、戦闘はリアルタイムであり、ゴブリンたちもまた(たどたどしい速度だが)「(PC名)」を「殴る」などのコマンドを入力している。先に敵の行動が完成し、その結果PCがダメージを受けたりすると、コマンド入力窓の内容がリセットされてしまう。いかに長いコマンドを、敵よりも早く完成させられるかがポイントになる。
プラットフォーム
リアルタイム制なので難しいが、NScripterでなんとかいけそう。
蛇足
昔はコマンド入力式アドベンチャーと言うのがあってだな(以下略)