「最後の一つ」をめぐる熾烈な争い

 田舎のアニメイトは、入荷点数が少なくて困る。なのでよく、「最後の一つ」をめぐって悲喜劇が繰り返される。
 今日、アニメイトに行くと、友人と出会った。何も約束しなくてもアニメイトに行けば会えると言うのがなんともアレだが。
俺「そういや、侵略!イカ娘 1 (少年チャンピオン・コミックス)があったぞ」
友「ああ、出てたんだ。ラス一だ。セーフ」
俺「よかったなあ」
友「でも、サナギさん 5 (少年チャンピオン・コミックス)もずく、ウォーキング! 3 (ヤングチャンピオンコミックス)はないなあ」
俺「うむ、それなら今ここにそれぞれ最後の一冊を俺様が確保している」
友「……わかってたよ。予想がついてたよ。お前に会った時点でこうなるって予測できてたよ」
俺「はっはっは、つつくなつつくな」
 そしてレジに並ぶ俺。で、ついでに店員に聞いてみる。
俺「クレーンゲームあぁむたん 1 (E★2コミックス)は入ってませんか。昨日はあったと聞いたんですが」
店員「売り切れです」
俺「……」
 一勝一敗だぁっ!