リザインの理由
たとえ戦人の前では行えないという制限があろうと、「魔力でもって不可能犯罪を成せる六軒島のベアトリーチェ」が居るなら、あらゆる反論を赤字で潰せるはずです。礼拝堂のときにリザインした理由が分かりません。
うは、突かれた(笑)。
このご意見には背景として、「広義の人間犯人説」があると解釈していいだろう。誰がやったかはひとまず問わないとして、魔法を使わなくても犯罪が可能だった、とする立場だ。人間がやったのであれば、それが19人目だろうと190人目だろうと構わないとする立場だ。
私としてはもうちょっと柔軟に、「ひぐらしのなく頃に」に羽入がいたように、「うみねこのなく頃に」にベアトリーチェがいても構わないと考えている訳だが。
魔法と人為の双方を使った解決、が私の思考の方向なので、そこはご了承願いたい。
では、自説に沿って反論を試みてみる。
「六軒島のベアトリーチェは基本的に力が虚弱ないし出し惜しみせざるを得ないので、トリックで済ませられるところはトリックを使う。礼拝堂の時点ではまだ誰も死んでいないので、力が最低レベルであった」
この説はどうか。殺害数か経過時間に比例してベアトリーチェの魔力が増大すると言うギミックは、最終的に魔法が効かない金蔵・戦人の前にも姿を現せるようになった理由にもなる。
もう一つ、ベアトリーチェがルールを伏せていた可能性も指摘しておく。