碑文の「鍵」についての仮説

  • 「鍵」は毎回違う人物が選ばれる
  • 「鍵」が指名した6人が第一の晩の死者になる
  • 指名は意識して行われない。無意識のうちに決められる。
  • 「鍵」の役割はそれだけで、後は他のコマと同じ扱いになる

第一話での場合

「鍵」に選ばれたのは絵羽。そして「鍵」たる絵羽の選んだ死者は、蔵臼・留弗夫・霧江・楼座・夏妃・紗音の6人。
相続権や後々文句を言いそうな蔵臼・留弗夫・楼座が邪魔だったのでこの三人は外せない。最低限この三人を殺してしまえば、次の当主は自動的に譲治になるから。
残り三人は誰でもよいと言えば誰でもよいが、分不相応なことを考えている紗音と、やっぱり後々騒ぎそうな、外部に近い霧江と妙な正義感の強い夏妃を4〜6人目に選んだ。しかし夏妃はお守りでガードされていたので、実行者はかわりに郷田を血祭りにした。

第二話での場合

「鍵」に選ばれたのは楼座。相続の問題もあったが、自分には娘しかいないことを考えるとそもそも勝ち目が薄い。それよりも私怨を晴らしたい気持ちの方が強かったので、無意識に自分の兄姉とその伴侶たちを選んだ。楼座自身に譲治たち子供たちへの恨みはなかったか、あるいはその時屋敷にいる人間からしか選べなかったのかも知れない。