音楽関係でもちょっと詳しく
む式ライブラリver.2 - 永字八法は、種々の音楽関係の命令を上書きしてしまう。上書きされたことで追加された機能を使いこなすために、music_set命令が存在する。
具体的には、上書きされた命令は与えられたファイル名の頭に、music_setで指定されたディレクトリ名を挿入してから本来の命令を実行するようになる。
music_set HIGURASI9 dwave 0,"ファイル"
を実行するのは、
dwave 0,"礼のあるディレクトリのフルパス\ファイル"
を実行したのと同じ結果になる。
この挿入はライブラリのデフォルトで自動的に行われるため、NScripterに新たに追加された bgm "(5.37)boss.ogg"
のような記法には対応できない。
そこで、music_off/music_on
命令が役に立つ。
単純に言えば、ライブラリで追加された自動挿入機能のオン・オフをコントロールする命令である。
さきほどの例で言えば、
music_off bgm "(5.37)boss.ogg" music_on
こうすれば問題なく新記法が実行できる。
おまけ
loopbgm命令については、どちらか片方だけをmusic_on/music_offすることはできない。
もししたければ、以下のようにする。
music_set HIGURASI9 music_on mov $0,"ファイル1" music_translate $0 ; これで、挿入される。 mucis_off mov $1,"ファイル2" loopbgm $0,$1 music_on