日の下に新しき物なし
http://d.hatena.ne.jp/./kaien/20071025/p2
この手の作品で白眉といえるのは、アシモフの「お気に召すことうけあい」だと思う。いろいろな意味でじつにアシモフらしい話で、ぼくは好き。
私も面白いと思いましたよ。甘ったるいラブロマンスかと思って半分イライラしながら読んでいたら、オチまで来てニヤリニヤリムフンムフンしていましたよ。
ところで、ロボットとの恋愛感情って、本当にありうるの?「時計じかけのシズク」 - たまごまごごはんを引き合いに出されてたので、連想で思い出したこと。
http://www.dmm.co.jp/digital/book/-/detail/=/cid=cxo_0074/
「時計じかけのシズク」の海野螢センセは、直後にこんなのも描かれていましたよ、と。女子高生を主人公に据えた海野版「お気に召すことうけあい」な訳ですはい。「お気に召すことうけあい」を読んだことがあれば、最初の数ページでオチはわかってしまうんですけどね。そしてこっちの方が、クレア役が最後に真相に気付く分より残酷な仕上がりになっております。
まあ、裏切らないのであればAIだろうと人間だろうとどっちでもいいとか思える私の方が少数派なんでしょうな。ロボットが心を持とうが持つまいが、ずっと一緒にいてくれるならそれでいいんじゃね? 人間だって心を持たないようなのがいるんだし、どっちもどっちかなーと。心の定義とかにはものすごく興味はありますけど、でもそれは実は本質じゃあなかったりしてね。
追記
ロボットのゆりかごは下記に収録。
- 作者: 海野螢
- 出版社/メーカー: オークス
- 発売日: 2008/09/25
- メディア: コミック
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