簡易画像製作ツールとしてのNScripter

NScripterには、chainbmpやbmpcutのような補助命令がある。実はそれらを使って、様々な種類の画像を作ることができる。

bar命令を使わずにbarっぽいことをする。

一色で塗りつぶされた長方形の画像があれば、lsp2やdrawsp2を使用することで、バーのように画面に表示することが可能である。
この「一色で塗りつぶされた長方形の画像」は、Windowsパソコンであれば附属のペイントで簡単に作ることができる。
が、ここではNScripterに慣れるために、NScripterで作ってみる。

*define
game
*start
drawfill 255,255,255 ; 作りたい色を赤青緑の三原色で指定する。ここでは白。
draw
getscreenshot 100,20 ; バーのサイズ。横幅,高さ
savescreenshot "bar.bmp" ; バー画像の名前
end

bar.bmpの名前で100×20ドットのサイズの真っ白な画像が出来たはずだ。

NScripterでeffect用の画像を作ってみる。

NScripterではモノクロでグラデーションするをeffectに使い、好きなように画面を切り替えることができる。
そのグラデーション画像を簡単に作ってみる。

*define
game
*start
saveoff
drawfill 255,255,255
draw
getscreenshot 1,480
savescreenshot "piece.bmp"
bg black,1
lsph 0,":c;piece.bmp",0,0
for %0=0 to 639
	mov %1,(639-%0)*255/639
	drawsp 0,0,%1,%0,0
next
draw
getscreenshot 640,480
savescreenshot "effect.bmp"
end

effect.bmpの名前で、エフェクト用の画像が作成されたはずだ。数値や何やかにやを色々変えることで、上下グラデーションや斜めグラデーションも作成できるだろう。