実際のところ

よくよく考えたらなんで俺が結婚しなくちゃなんねえんだよ、と言う結論に達した。
電車男と俺との違いは? 電車男は明確な結婚願望があったが、俺にはない。つうか電車男は何が理由でエルメスに惚れたのかいまだにわからん。読んでないから当然なんだけど。
結婚したら家族が喜んだりするかも知れんが、実際に結婚するのは俺(と相手)で、それでなんで他人か得するのかそれも納得いかん。それじゃあ当事者は道具そのものじゃねえか。家名の存続なんか知ったことか。続く奴は続くし滅ぶ奴は滅ぶ。放っておけ以外に言うことがない。
仮に結婚すれば当事者同士にも精神的なメリットがあるなら、周囲がどう思おうとも結婚は目指す価値がある。その場合むしろ周囲が反対しようと知ったことではない。俺の人生だ。俺の幸福は俺が定義する。親であろうとそんなことに口を出す権利があるものか。
で、結局何が問題なのかと言うと、早い話が俺が彼女に興味を持てんと言うことなのだ。ぶっちゃけ、趣味が合わん。
タバコはやらんみたいだが、酒は飲むしアウトドア派だし、オタク趣味の気配もしない。正直、本当になんで未だに独り者なのかわからんくらいの人だ。
今回の事件はU氏と言う人物が絵図を引いたものらしい。この、占いもやるし仲人もやる人物が、常連の服屋で出会った俺母と彼女母を焚き付けたのが事の起こりだ。無論、事前に俺と彼女の名前を聞き出し、姓名判断のデモンストレーションも欠かしていない。人間心理をわかっていらっしゃる。
俺が彼女に興味を持続して持てない以上、これ以上続けるのも馬鹿らしい。現に、メール交換してから一度も連絡してないし。これがセオリーに反しているのはわかっているが、恋愛する気がないのにセオリーも何もあったもんじゃない。
もういいや。さっさと釣り書返そうっと。