軍手の話

軍手、手袋でもいいんだけど、図書館では必須のアイテムです。
どれくらい必須かと言うと、手荒れを気にするお嬢様方がはめずにいると後悔するくらいです。
本と言うのは、汚れています。間違いありません。手垢もそうですが、持って歩き回っているうちにホコリがつきます。衣服のホコリははらっても、本のホコリをはらう人は多くないのです。
朝、夜のうちに返却された本を運ぶうちに手が汚れ、それをバーコードで一冊一冊読み込んでる間も手が汚れ、棚に戻す配架の時も手が汚れ、古い本を抜き出す時も手が汚れ、書庫に古い本を収める時も手が汚れ、書庫からさらに古い本を抜き出す時も手が汚れ、その古い古い本を廃棄する時も手が汚れ……。
それ以外にも手が汚れる機会はいくらでもありますので、目立たないけれど必須アイテムと言えます。こればっかりは新人さんが来たらまず言うべきことだと思っております。
ま、私はしてないんですけどね。
手荒れが恐くない? そんなことはありません。気になります。
まあ、ぶっちゃけ、100円ショップの軍手じゃ入らないんですけどね。手が大きくて。