さすが、民間出身は違うね。
- 作者: 元松逸太郎
- 出版社/メーカー: 総合電子リサーチ
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
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市役所、職員が斬る 直言書初版ほぼ完売 熊本県宇土市・元松さん 内なる改革に注目
●困った上司4態「無気力」「上役に服従」「業者には強い」「部下に威張る」
職員の手で市役所を改革する―。熊本県宇土市総務課の元松茂樹さん(41)が書いた「The市役所改革 現役職員が物申す! 」(四六判、242ページ、1800円)が静かな人気を呼んでいる。「元松逸太郎」のペンネームで昨年9月に出版、初版本はほぼ完売した。現役職員ながら、「一言、言ったろう(逸太郎)」の精神で、職員の意識改革、市役所改革の必要性を訴えている。 (熊本総局・久保田かおり)
全八章からなる本書の中で特に目を引くのは、第四章「人事担当の目」。「困った上司」「役に立たない同僚」をそれぞれ4分類し、その行動パターンや弊害だけでなく、「臭いものに蓋(ふた)をするのでなく、どう活用するか」という観点から利点も列挙している。
思わず「こんな人、いるいる」とうなずいてしまう、分析の一端を紹介すると―。
困った上司の「無気力型」は仕事中どこに行ったか分からず、閉庁十分前に机の上が片付いているという行動パターンを持ち、部下のやる気がそがれる弊害がある。半面、口やかましくなく、部下は自由性を持った仕事ができる利点がある。
ほかに、上役に絶対服従の「世渡り上手型」、業者に強い「旧お役所型」、部下の話に耳を貸さない「威張り型」。
役に立たない同僚は、時間外勤務が多い「いつまでやっているの型」、自分の過ちを認めない「自己チュウ(中心)型」、週初めに休みが多い「マイペース型」、電話を取らない「どこにいるの型」。
「『自分のこと? 』と気付いてくれれば、と思い切って書きました」と元松さん。
■ ■
元松さんは熊本市内の民間会社の営業職を経て、1991年同市に採用された。教育委員会に配属され、地域の伝統芸能保存運動にかかわった。だが、多くの職員は「好きな人にやらせとけば」…。住民の熱意を応援するのが役所ではないのか。最初の疑問だった。
仕事が残っていても定時に退社し、自分の都合ですぐ休む。民間とのギャップも感じた。
その後、総務課に異動し、実は同じ疑問を多くの若い職員も持っていることを知ったが、縦社会が残る役所で「改革」を主張しにくい雰囲気も痛感。本音で訴えるため、元松逸太郎のハンドルネームでHP「地方公務員も物申す! 」を開設、仕事を通じて感じたことを書き込んできた。昨年4月に総合電子出版社(東京)の目に留まり、大幅に加筆して出版にこぎつけた。
元松さんは本書の中で、特に若い職員に強調している。
「上司の命令に黙って従う“イエスマン”に成長はない。常に問題意識を」
「地域活動に参加して住民の視点から仕事を見つめ直すことが大切」
初版の3000部はほぼ完売、増刷を検討中という。総合電子出版社=03(3295)3671。
地方公務員も物申す!(index.htm)ですね。
これについて、2chの書き込みが面白い。引用する。
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1150497939/17
17 : :2006/06/17(土) 08:33:33 id:zwkwsa0U0
そもそも、公務員は失業対策の一環だ。
民間で使えない、愚図、のろま、馬鹿、無能の引き受け先として運用されてきた。
思い当たるフシがあるだろう?
改革は全て悪だ、ぬるま湯、仕事をしたから評価されるなんてことはない職場。
それが公務員の職場ですw
ここで言う公務員は地方公務員のことと考える。国家公務員はいつの時代でも難関だった。(そしていつの時代でも、頭でっかちの傾向はある……と思う)
多分、戦後間も無くとか高度成長期とかバブル期ならこの言も当てはまったと思う。
しかしそれ以外の時代では、必ずしも合致しない。
ただまあ、団塊の世代が現在役所全体の流れを決めるトップにいるのは認めよう。2007年過ぎたら、少しはマシになるのかなあ。
それに指定管理者制度なんかも出てきて、それほど公務員も安穏としている訳じゃあない。