トム・ヤム・クン

タイの象好き青年による象好きムエタイアクション映画。

  • 廃工場の中でローラーブレード軍団との空中戦
  • 雑魚と散発的に戦いつつビルの最上階を目指す。ファミコン的なシチュ。
  • 水浸しの寺院の中でカポエラ・刀術・マッチョと三連戦。
  • ボスの前で49人サブミッション地獄
  • マッチョメン4連発

実に素晴らしいアクションばかりでした。
みんなはカポエラがいいと言っているが、サブミッション好きの俺はもちろんサブミッション地獄を推したい。
主人公が49人の黒服相手に、全てサブミッションで仕留めると言うイベントだが、ムエタイは打撃だけじゃない、戦場での総合格闘技なのだ!と言う熱い主張が聞こえるようだ。
出された腕を取って極め、出された脚を取って折り、時には脚と脚を絡め合わせて瞬時に関節を破壊する。腕や脚だけではない、たまには背骨や首も折ってみる。
一対多を意識した、寝技を使わず立った状態で瞬時に折って時間をかけないスタイルも納得です。
ただ、戦い方が綺麗すぎるんだよなあ。
パンツァー・クンストじゃないけど、「敵の体そのものを盾にする」みたいな状況がまずない。これはしかし、主演のイメージを考慮してのものかも知れんけど。
映画としても手堅くまとまってます。
……ところで、なんで舞台がオーストラリア