夭逝する妖精たち
ちょっと古いネタだが。浦嶋嶺至(旧浦嶋礼仁)のblogより。
浦嶋嶺至のAREA41:エロ漫画家の死なぞ世界にとっては取るに足らないことだろう
私がこの世界に入る前のかがみあきら氏を筆頭に、以後もKEN川崎、はらさける、アップルトン、よしだけい、九連宝燈、ジャッキー亀山、千葉毅郎、うらべ・すう(一烈条二)、たちばなとしひろ、西崎まりの、小菅勇太郎…そして今回の刹奈さん、である。ざっと取り上げただけでもこれだけの漫画家たちが世を去っている。
うたたねひろゆきや花見沢Q太郎、大暮維人みたいにメジャーに上がれないものを待つのは、引退か死のみと言うのか。
富沢順の順ちゃんのオーエン歌 (1) (ニュータイプ100%コミックス)にもあったなあ。待遇改善を求めて国会前でデモする漫画家たちに、編集者が天安門並の虐殺をかますってネタが。
「漫画家になりたがる馬鹿は掃いて捨てるほどいらあ!」
よくあのネームが通ったなあ。
「最後に一言」
「人並みの生活が送りたかった……」
命を削って作品をあげる漫画家たちのおかげで、我々は毎日発行される漫画を読める。その場で消費される商品なのかも知れないが、それには命がこもってるんだと思うと、色々考えてしまう。
漫画は読み終わったら「ああ面白かった」で終わらせるのが正しいのかも知れない。
だから、本来漫画家は作品を描くのにどんなに命を削っていようと、それを表に出してはいけないのかも知れない。少なくとも、苦労を見せては芸人としては失格だろう。
たかが漫画、されど漫画。だから漫画を読むのはやめられない。