清水清のHな本 (ヒットコミックス)

清水清のHな本 (ヒットコミックス)

清水清のHな本 (ヒットコミックス)

細身の体にでかい乳を描くいい作家さん。普通に絵がうまい。
ターゲットは一本目の短編「グワイのいい女」。
拾った高性能ダッチワイフ「ラブラブパートナーハナコ17歳III型」は、色々欠陥があって捨てられていたと言う。家事洗濯何もできず、いざことに及ぼうとすると首がもげる始末。
ロボ娘好きとしてはこのメカバレ描写が実にいい。断面もそれっぽいし、クライマックスの全身バラバラはパーツのセパレートにセンスを感じる。つかエロい。一般人にはわからんだろうが。
ロボ娘レさんが555の評価をするのもむべなるかな、だ。
他の短編「APACHE '95」は惜しいところで機械式サイボーグのバニー戦士のお話でした。しかしバニーさんで機械式で……となるとねりわさびの新造人間ストラグルバニーと似たようなデザインになってしまうのは、どうしようもないことなのか。
後半からは長編「三国志艶義」が始まる。「曹操趙雲諸葛亮は女だった」とかの嘘があるが、史実をうまく調理してエロ歴史物をやっているのはすごい力量だ。
ちなみに三国志艶義自体は、以下にまとまって出版されている。

劉備玄徳とその一党がどうしようもない穀潰しに描かれていたり、それでもやっぱり関羽がいい男だったり、蒼天航路からビッグマン妄想を抜いたような内容。面白い。こういうのがこの人の真骨頂なんだろうか。