内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)

読了。
職場の出入りの業者さんがFの系列なので、にこやかに微笑みながら「これ読んだー?」とか言ったらさすがにまずかろうなあと。
あ、ツレにやってみよ。楽しみだ。
富士通の腐れっぷりを余すこところなく描写した意欲作。しかも本文中に英単語がはさまり、ビジネス英単語ドリルとしても使えるスグレもの。
しかしながら、これの本文を単純置換で「富士通」から適当な大企業に変換してみてもそのまま違和感なく成り立ちそうな点で、特に目新しいことを言っている訳でもない。奇しくも本文中にあるように、人間の作る組織が腐敗していくのは韓非子よりも遥か過去からの真理だからだろう。
著者の勇気は、もしかしたら蛮勇かも知れないが、誉められてよかりましょう。