本編ボイス

「なかなか羽振りがいいね」
「まあね。本家のうちが転送量過多で帯域制限かけられてダウンロードできないけど」
「駄目じゃん!」
「そういうこともありますて」
「鯖変えないの?」
「このために一年分のショバ代払ったからもう今更ですわ」
「冬はどうしよう」
「まあ、おまけつけてこれ焼いて100円売りするってのはいかが?」
「原価100円に収まったらそれでもいいけど」
「売るスペースないですけどね。関係者全員落選したし。それよりも冬の後ですよ」
「え? なんかあんの?」
「一応、声優さんの選定からやりなおして本編のボイスをって声がちらほら」
「……カンベンして」
「なんで? 今度は有料のCD-Rオンリー売りにしちゃいなさいよ。夏まで時間あるからテストプレイもしっかりできるだろうし」
「いや、お金の問題とかモチベーションの問題とかじゃなくて、純粋に辛いの」
「……結膜炎再発?」
「間違いなく。て言うか、素人がやるもんじゃない」
「そうですよねえ。長い長いwaveを、セリフ毎にたんたんと切り刻んでいく作業だもんね」
「地獄です」
「あれやってるとウツロな目になってくるって本当ですか?」
「なってたと思います」
「はー。まあそれはそれとして。で、やるんですか? やらないんですか?」
「まだわかりません。てか、冬明けるまで待ちましょうよ」
「それまでは、楽に出来る方法を模索すると言うことで」
「えーえー、それで結構ですよ。やるのやらんのはまた後で」
「後で後でー」

※この会話はフィクションです。
やるとしたらお手伝いさんが欲しいのは事実ですが、素人は要りません。やる気だけの人間ってのが一番要りません。必要なのは、必要なことができるだけのスキルをすでに持っている人です。もっともそんな人は、ほとんどの場合すでに仕事を持っていて余裕がないのも事実ですが。