地獄の女アンドロイドinマッドマックス

人間サイズのアンドロイドが実用化されて、しかも生身の人間よりも高い運動能力を持つ(上にその能力を暴力に転化する機会と必要が多い)世界を想像、そこでのアンドロイドがどんなものかを想像してみる。
ちなみにその社会は銃社会であり、実用化されたアンドロイドは女性型も多いとする(後半は全くもって俺の趣味だが)
銃社会なので、アンドロイドにも銃の使用が要求されるとする。

  • アンドロイドはどうやって銃を撃つか。

まず、対象を認識するところから始まる。
最終的には対象の方向と距離を把握できればいいので、視覚聴覚あるいはどんな手段であろうとも構わない。後述のインテリジェンス・アームズ・システムを使えば、背後に向けた銃の向いた先に対象がいても構わない訳である。
対象が確定すると、今度は銃器のコントロールにうつる。
通常、銃器を持っているのは四肢、特に腕なので、これは通常四肢のコントロールと同様に扱われる。四肢に仕掛けられた三次元水平器の状態を調べ、四肢のどれかが対象をまっすぐ向くようにする作業だ。
早い話、銃口を対象に向ける作業である。これにはロックオン作業も含まれるだろう。
ロックオンした後は、ロックオン状態を維持するか、やめるか、撃つかの三択を繰り返す。

  • インテリジェンス・アームズ・システム

専用の銃器とアンドロイドの四肢に埋め込む射撃用人工知能とをセットにしたシステム。
銃器には、サイトスコープと同じ方法論でカメラと、三次元水平器が組み込まれており、それらが取得したデータはグリップの表面にある接触端子に送られる。アンドロイドの手のひらには対になる接触端子があり、その先は射撃用人工知能につながっている。
射撃用人工知能は、自分がセットされた四肢への動作指示権を持っており、ある程度セットされた四肢を動かせる。
このシステムを導入することで得られる主な効果は三つ。
一つは銃の先に目が増えること。これによって視野が拡大できる。
二つは命中精度の向上。目と銃が離れていることに起因する精度のズレをほとんどなくすことができる。銃器の先に目がついているなら、狙撃姿勢を取る必要が薄くなる。
三つは処理の分散。射撃用人工知能の搭載によりロックオンを射撃用人工知能にまかせることができ、中央人工知能は他の周辺の把握等にに資源を割けるようになる。
armは腕と言う意味でもあり、その延長の武器と言う意味でもある。