2004年23号

週刊少年チャンピオンなのです。表紙はサトエリハニー。

表紙&巻頭グラビア
やっぱね、行きますよ、キューティーハニー永井豪ですもん。それだけでいく理由としては充分なんですわ、私には。
バキ(板垣恵介
刃牙、キャラクター投票やってます。上位5名のラインナップは……フィギュアになった方々ですか?
龍書文がハンドポケットの体勢を崩さないのは、それが一つの構えだったからだ! そしてその構えこそが、オリバに対抗できる数少ない構えなのだっ! オリバがその超頭脳で看破する。居合。連打を捨て、静の状態からトップスピードへ瞬時に移行する技術。なるほど。格闘技の素人に対しては有効な戦術かも知れない。しかしそれに対するオリバの回答もまた、度肝を抜くものだった。パンツの両前に手を入れて、こちらもハンドポケット!
ナ〜ンカ……
コッチノホウガ調子ガイイゼ
いいのか?
アイアンジョーカーズ(脚本:ほそのゆうじ・漫画:有賀ヒトシ
今回は敵方の事情の紹介の回のようですね。シリウスが破戒獣を作り出す理由とシリウスの構成がちらりと臭わされます。で、今回の見所はそんなところではなく。やはり、潜入捜査の名目でのミキのウェイトレスコスプレでしょう。その眼鏡は伊達か!? 変装のつもりなのか!? 髪型変えなきゃバレバレだろっ!
元祖!浦安鉄筋家族浜岡賢次
これって、内輪ネタと言っていいんでしょうねえ。
怪奇漫画家・十三階段ベムが、新人漫画家で明るい好青年・山羊野あたまのアシスタントに入り、アジってオルグってスポイルする内容。当初、「ロボ姫」だった山羊野あたまの作品タイトルが、最終的には「人造姫フランケン」に。それはそれで見たいがっ! 大御所浜岡先生だけに許されるネタなのかなあ、これ。
まあ、こういう自分とアシスタント出身の漫画家を巻き込んだネタは初めてじゃあないですけど。
カオシックルーン山本賢治
血祭り部隊ブラディ・サーカスは完全解決。それよりも後半使って展開された次週へのヒキが素晴らしい。
渋谷のクラブ「アーカム・ハウス」。ガーゴイルクトゥルー様だ。そこの人気DJジャジャが実は魔界のカード使いだった! モンスターはカニバル・コープス。レコードを手裏剣のように投げて殺戮する!
さらに今週の最も問題となるモンスター、「ビチビチ=ビッチ」! 人魚とスピーカーを適当に混ぜたデザインで、マイクに向かってホゲエと歌えば超音波で人体を粉砕! あまつさえ決め台詞は「ではアンコールはいかが?」
もうね、ヤマケン先生のスレスレ感は最高です。そこに痺れる憧れるゥ!
アクメツ(脚本:田畑由秋・作画:余湖裕輝
高速道路上のアクメツが、高速道路に併走する国道上の我門議員にレースを持ちかける。アクメツが勝てば、高速道路は必要。我門が勝てば、高速道路は不要。そういうルールだ。しかし、ならば我門がわざと負ければいい訳で、ゲームにすらなってない。
だが、アクメツは構わずゲームを始める。その時、我門に連絡が入る。ヤヴァイ秘密がばれたとのこと。つまりは、できる限り急いで帰らなければならない、と言うことだ。我門には、スピードを出す理由ができたと言うことになる。なるほど、そう来るか。
ロボこみやぎさわ景一
第25話。原付免許を取った石上君。つか、あれだけ日頃大暴れしといてよく取る暇あったよな。そして免許をネタに自然な会話に持ち込もうとする委員長。なんと微笑ましい。
女生徒「ロボ子も(免許)取ればー?」
ロボ子「えーっ 私 機械って苦手〜」
メカ沢だよ!
結局、ロボ子が使ってないバイクを石上君に貸し、委員長が指導すると言う形に。そして何気にバイクに詳しい委員長。この辺はアレですな。作者の趣味が投影されている部分なんでしょうな。最後は、要らんボタンを押して要らん事態に巻き込まれて行方不明の石上君。いつものと同じレベルのオチ。安心。
ゴッドファーザーの娘(武狼ひろみ
これをキーワードにして検索から飛んで来る人がすごく多いんですよね。みんなそんなに気になってたのか。みんなって誰?
あらすじは、ヤクザの一人娘の家庭教師になった主人公。しかし、娘に欲情したら東京湾に沈められると宣告される。そしてヒロインは発育がよくてドジっ娘で……。
正統派の、少年漫画系寸止めエロ漫画。成年漫画なら速攻で一線を越えるだろうし、青年漫画なら色々安全策を施してから一線を越えるところを、主人公とヒロインの外にストッパーを置くことで越えられなくしておいて成立するエロコメ(恋愛感情が伴ってないので、ラブコメではないなあ)。
まあ、設定的に「女の家庭教師つけたら心配ないだろう」と思うんだが、それを言ったら話が成り立たないよなあ。ともかく。
ヒロインの川口舞、初登場の2ページ目と一度すっころんでノーブラを強調する4ページ目とで、明らかに胸のサイズが違うよなあとか言うのは見所ではないですかそうですか。むしろ、その直後の三つ編眼鏡メイドさん裸エプロンがかなりツボ。
主人公の独白とヒロインの(故意でない)痴態で構成される誌面は、作者の技量の拙劣は判りにくいものの、作者自身の意識は垣間見ることができます。むしろ、絵をもっと一般(?)向けにしたエイケンになる可能性が。今後が楽しみです。もっとやれ。
虹色ラーメン馬場民雄
乾の家族編完結。家族にラーメン食わせてわかりあって終わり。次週は、父(+師匠)子喧嘩編がスタート。
次号予告
次号からは、ハングリーハート高橋陽一)が毎号連載スタートとのこと。マジ? 読み切りは「新緑の頃に君を想ふ(藤澤勇希)」連載はまだ先かなあ。