2004.06.10号

ヤングアニマルあいらんどであります。どうして成年マークがついていないのか不思議なのであります。

表紙
藍より青し」興味ないんでよく知りませんが。
付録1
藍より青し」13巻特製カバー。ツレが欲しがったんでくれてやりました。奴自身も買っており「保存用と実用」だそうな。カバー保存してどうすんだ、と。
付録2
袋とじ。表紙の「ここからハサミやカッターであせらずていねいに切り開いて下さい。」の文言がイカす。内容は、「藍より青し」と「ちょこッとSister」と「ゆびさきミルクティー」のエロカラーイラスト。「乳首は見せても局部は見せておらんから問題あるまい? ああん?」と言う男気あふれるもの。まあ、堂々とヘア見せてる週刊ポスト週刊現代に比べればマシか。本物のヘアー写真はよくて絵のヘアーイラストはよくない日本の不思議な不思議な猥褻物陳列罪。裏表紙は「ちょこッとSister」と「ゆびさきミルクティー」のドラマCDの宣伝。
藍より青し文月晃
特別編「初恋」。相澤さんが主人公。つっても、本編読んでないから誰が誰やらさっぱりわからんけどな。
彼女はアイドル(玉越博幸
マガジンで「ガチャガチャ」とか描いてる人。白泉社は初めてとか。劇団に入るため学校中退までした恋人をおっかけて上京までした男が主人公。なんか知らんがこの手の話は生理的に受け付けない。人生なめんな!とか思ってしまう。オタが言っても全く説得力はないが。
ゆびさきミルクティー宮野ともちか
番外編「妹は優等生」
完璧な兄は妹の前でも完璧に振舞う。けれど、兄は妹のセーラー服に顔を埋めて匂いを嗅ぐリアル妹オタだった。目撃した妹と、目撃された兄は……そういう話。一線は越えないのだけれど。でもこれって、兄が知性、体力、ルックス、女の扱い、全てにおける完璧超人だから許されたのであって、これでキモオタだったら即座に家庭内暴力&家庭崩壊&引きこもり一名誕生のコンボだったろうになあ。「イケメンは全てを許される」と言う世界の真理を突きつけられた気分になるのは私だけですかそうですか。表紙の「限りなく透明でささやかなストーリー」と言うのを見ると破り捨てたくなるんですけど。純粋なファンの方、いましたらすいません。
お姉ちゃんと一緒に(八神健
読みきり。表紙の「ラブ・ファンタジーの最先端を走る」と言うキャッチコピーは正直どうかと。八神さん、編集さんは選びましょうよ。高校を不登校になりかけた主人公の駄目男を、13年前に死んだ双子の姉が化けて出て励ますと言う内容。えーと、「密・リターンズ!」はどこにやったっけかな……。さておき。これまでの傾向からすると、ヒロインの死んだ姉はベタなしのストレートロングと言う珍しい髪型。姉を意識した結果だろうか。……ところで、双子で顔が似てるってのは一卵性ならわかることだけど、一卵性双生児で性別が違うってのはどうなん?
ばーちゃる(はーと)ツインズ(いのうえ空
リアウバウトハイスクールの漫画版を描いてたりする人ですかそーですか。読んでなくてごめんなさい。冴えない双子の姉妹がコスプレしてネットアイドルサイトを運営、と言う話。ギャグ。つーかエロコメ? 自分の趣味に走りすぎて読者をおいてきぼりにするとあっさり見切りをつけられると言う、世界中のサイト運営者とかブロガー(自分含む)にとって心を切り裂かれるような教訓話。ならないように気をつけたいものです。
ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて(原案:むぎむぎ団・作画:中島零
特別読みきり。しょっぱなから納豆まみれになる主人公。汚れでないければ主人公は務まらないんだろうか。アニメの方も最終回が決まったし、単行本も二巻で終わりかなあ。
Cheer!(川津健二朗
チャンピオンで「のーぶら」描いてる人。5年前申し込んだゲームのモニター募集が今になって当選し、ゲームとして等身大アンドロイドチアガールが送られてきたと言う話。なんだこのご都合主義は! うらやましすぎる! ただ、チアガールで喜ぶのはアメ公とかメリケン人だけだと思うんだ。どうしてメイドとかその辺にしとかなったんだ。5年前ならもうちゃんとメイドは一ジャンルとして確立してただろうになあ。まあ、オチのためにチアガールでなければならなかったんだろうけど。でも、手に入れたらちまちまフラグ立てたりするより、チートしてパラメータマックスを目指しそうでやだな。
あぶない図書委員長(西川魯介
ヴアー! 西川魯介サイッコー! 眼鏡の巨乳メイドで図書委員長に白い汁をぶっかけろ!(内容説明) もうこれだけでいいよ。この雑誌買った甲斐があったよ満足だよ俺はもう。ここまで俺様の好きな要素を並べられちゃあ観念するしかないよ全くもう。単行本、どんどん出してください。全部買います。お布施します。
まじかるストロベリィまつもと剛志
番外編。ヒロインのロリキャラよりもチョイ役のヒナちゃんの方がいい感じですよ。眼鏡だし(そればっか)。
ユニットバス(坂井恵理
風呂に入ったカップルがイチャつく。それだけの話。何も考えなくていい。ほっとする。
スノーホワイト〜君に舞う雪〜(梅川和美)
ガウガウわー太の人。俺は委員長さえいれば他の犬も猫も要らないんだけどなあ。ともかく。メイド専門の学校ってなんなんだ。オタの歪んだ視界には、マリ見ての歪んだオマージュにしか見えなかったりするんだが。それは冗談として。この手の作品は世界観を受け入れられるかられないかが勝負。まだ反りがあうかあわないかはわからないので、次回まで評価は保留。つか、え、連載でないともったいないでしょこの設定。キーワードは過呼吸症候群
ホントウは千春は(大木文孝)
教訓「女とは虚飾にまみれた生物である」と言うこと。……あ、違う? なんか、新人さんっぽいですよ?
はるいちばん(萩尾ノブト
四姉妹のところに下宿することになった医大生が、四姉妹全員から狙われると言うハーレム物。話にリアリティを持たせるためとはいえ、ここでも「能力のある男から狙われる」と言うこの世の真理を突きつけられて胃がキリキリ。新人さんっぽいです。大木文孝氏とあわせてこの新人用ポジション。
巫女姉妹(竹内じゅんや
……んー。ヤングアニマル本誌から出張。内容自体は、ドクターリアンとどっこいどっこいなんだよなあ。もうちょっと弾けられたらいいのに。最後尾の四コマ枠。

次が出る予定がどこにもない。うーん。半端じゃのー。人選は非常に濃いので、それを常時揃えるのが難しいと言うことなんでしょうか。
八神健西川魯介が読めただけで私的には買う価値があったんですけどね。


※2005/04/22 Fri 11:07:57 に再編集されました。
※2004/11/01 Mon 11:44:00に再編集されました。