ブラック・ラグーン (3) (サンデーGXコミックス)

ブラック・ラグーン (3) (サンデーGXコミックス)

ブラック・ラグーン (3) (サンデーGXコミックス)

アマゾンから届いたので読むー。
……。
教訓:絶対女の方が強くて怖い。
じゃなくて。
ヘンゼルとグレーテル編は、最後ラグーン商会とホテル・モスクワとの衝突と思わせておいて、ホテル・モスクワが妙にスマートに(らしからぬ)決着のつけ方をしたなあ。ラグーン商会のメンツは一応立ってるしね。勝負は最後まで取っておくと言う事か。
エナへたれ。ぷふ。
この双子の性格造形は悲しくもよくできているが、素直に大斧とか長い長い機関銃とかを振り回す筋力があるのかどうかが疑問。つっこんじゃいけない?
イスラム対三合会編。
三合会の張さんはかっこいいの一言。入江省三が役人にならなかったらこんな風になるんじゃないのか? ホテル・モスクワとは昔何があったんだか。
ドライバーの男の方は普通(まあ、他の人間に比べれば)だけれども、本省人の「ですだよ」ねえちゃんはとてもよい。本省人と言いつつ、実は香港あたりの出身じゃないのかと思ったり。女が化粧に命をかけるのは世界共通の現象らしいけれども、仕事前にも仕事中にもここまで念入りに舞踏会に出られるほど手をかけるのは、中国人か香港人か台湾人くらいしかいないよな。って、民族的にはだいたい同じか。
使う技は「金票」とマチェット。マチェットだよね? この刀。フィリピンとかでよく使われてる山刀。鉈と同じ発想で生まれてそこから進化してった刃物。でもこれをブーメランみたいにして使うのはかなり嘘臭いなあ。ブーメラン、当たったら普通戻ってこねえだろうに。そして外見取り繕ってても遊びみたいに人を殺すのはレヴィとたいしてかわっちゃいねえ。えーと、名前はシェンホア。んー? 洗? 沈? 賢? ホアは紅かな。女性だし……。英名はマリアンでもスーザンでもって、普通本名に近いの選ぶだろうに。
中途半端なところで終わって4巻へ。次はいつー?
巻末の書き下ろしは前二巻とは違って主役がバラライカ母さんに。双子が子供役でーすかー。ミスキャストぶりが実に楽しくて、これだけでも単行本を買う価値はある。ロベルタさんも再登場するしね。
正直、伊藤明弘氏よりもエンターテイメント(読者にストレスをかけない)に徹していて、より洗練された感があります。がんばれー。


※2005/04/22 Fri 11:07:57 に再編集されました。
※2004/11/01 Mon 19:25:51に再編集されました。