2003年46号

週刊少年チャンピオンなのです。おい母さん、わしのカッターはどこじゃ?

美少女入浴コレクション(山本賢治馬場民雄・浜岡憲次・山田秋太郎米原秀幸佐渡川準松山せいじ
クランは幼女認定されたので乳首出しても何も問題なし、なのか……いや、16歳だろー? それとエイケン。別に普通のカラーページとあんまりかわらないというのも。それ以外は、あまり見るべきものはない気がするが、クランはよくて狂姫様の乳首は駄目なのか。その辺どーよ、チャンピオン編集部。
曲芸家族(みさき速
新しい環境に放り込まれた人間が、能力を発揮しその集団に認められるまで、と。まあ、真のイニシエーションはまだ先だろうが。てか、他のメンバーはどこ行った。心が柔軟な現実主義者と言う設定はいいなあ。どんな環境に置こうが、とりあえずそれに対応した反応をする。哲学を考えるのは後回し。展開の速い物語の中では、作者の提示した変化に対し「こんなのは嫌だ」と駄々をこねない分とても扱いやすい。アムロとかカミーユなら平気で一話二話使ってグダグダと悩むところがジュドーなら受け入れるような、そんな感じ。もっとも、天はジュドーほど外向的ではないが。ところで、同じ顔の三つ子で性別違いなんてのは生まれ得るのか? そこはツッコンじゃいけないところ?
バキ(板垣恵介
パパン、その説明オチがついてないよ! で、毒手海王の毒もネタ切れ、バキの中の毒もなくなり、後は純粋な地力の勝負。そこまでくれば、範馬一族に勝てるものはない感じ。ふー。準決勝が楽しみだ。
ロボこみやぎさわ景一
連載4回目。夏祭りに浴衣に肝試し。まさに、まさに萌えの王道! それにロボを据えることで笑いに転化! そして俺は普通に笑いながらかつロボ娘に萌え!
けど、ページ少ないね……(泣)
ロボ子の浴衣(と称す追加装甲)だが、ちゃんと足先にサンダルか何かのディテールがくっついており無駄に芸が細かい。で、全員の全身像が並ぶシーンがあるが、これを見ると意外にロボ子は背が低い。もしかして、浴衣(と称す追加装甲)の重量に耐えるために低くなってるのかも知れんが。
まあ、何はともあれ、石神君は男だねえ。いや、周囲から男として振舞うように強制されている哀れな人物なだけかも知れんが。
アクメツ(脚本:田畑由秋・作画:余湖裕輝
自分の命賭けなきゃ、他人の命をどうこうしちゃいかんよーってな教訓が見て取れる。他者に対して行ったことは、いずれは自分にもされる可能性があることを覚悟しなくちゃならない。その覚悟の上を行くことをされた場合は「不条理だ」とか言って怒ってやり返したり裁判にかけたりするんだろうけども。
TWO突風!(原作:藤井良樹・作画:旭凛太郎
面白い。と言うか、何故皆さん登場の時にポーズをとりますか? 特にレディースのヘッドのお二人。そしてアフロ!
この漫画、いい意味で先の展開が読めないのが素晴らしい。なんか、どっからどんな横槍が入るのかワクワクしながら読むのが醍醐味でしょうか。……ところで、ちょっとした疑問なんですが、携帯電話の数え方は「台」でいいんでしょうか。「器」じゃなくて? 誰か正しい日本語をプリーズ。
カオシックルーン山本賢治
表紙のデス様のあおりがカッコEですね。
さあ……食事の時間だ!!
プレデターでさえ「狩ノ時間ダ」くらいにしてたのに、もはや勝つことは当たり前、デス様にとっては戦うこと=いかにおいしく相手を食べるかでしかないのでつね。なんていうか、それぐらいしか人生の楽しみがないとも見えますが。それと、えーと、「17ページのカオシックルーン最新情報も読んでね!!」? どれどれ……デス様こと死竜王アクエリアンエイジSagaIIに参戦(カード化)。(妄想中。女キャラばかりの戦場に突然デス様が乱入してウハウハ言いながら女キャラをつかんでは食べつかんでは食べ)……はー。デス様、若本規夫の声で女体の踊り食いですか? いーですね、さすがデス様うらやましー(じゅる)。デス様にやられたキャラはパイルされずにゲームの外へとか言う能力はないんでしょうか。ローカルルールとして推奨。
今回の感想:えー?
ヴォルボックスにそんな使い方があるとは知りませんでしたが、その副作用で傷跡もなく四肢再生ってのは……なんとも……これも少年誌の限界か。ブツブツ。
ともあれ、次の敵で総務部はラスト。さて、どんなオチをつけてくれますか。
追伸:血塗れのバット持ってファミレスに入るセンスはいいですね。TWO突風でもようやらんぞそんなこと。それとイチゴオムレツはあんまりおいしくなさそう。そしてファミレスの名前は「グラインド・クラッシャー」元ネタはゲームなのかバンドなのか。
フェイスガード虜おおひなたごう
「海亀のスープ」は有名な話ですよねー。一口飲んで店を出た後、殺人犯になるバージョンもありますね。
虹色ラーメン馬場民雄
やはり、難しすぎるレシピはネックだねー。
麺伶王は他の麺王に比べると一番普通人と言うかまともな社会人に見えるなあ。普通すぎてかえって完璧超人に見えるくらいだ。ちょっとでも成果を出した部下に労いの言葉をかけたり、倒れた店長を見舞いに行ったり、ラーメン文化全体のことを考えていたりして、起業家には向かないだろうが管理職としては有能な印象を受けるのですよ。人望的にも他の麺王は比べ物にならないだろうし。
麺伶王「ラーメンをただ安いだけの食文化にしてはならん……!!」
これはむしろ、麺伶王の言葉と言うよりは、協力のラーメン総合研究所・武内伸の言葉に聞こえますな。
そして皇朔夜。そのあからさまな名前が示すとおり、言うまでもなくブラック榊太陽ですね(辞書を見ればわかることですが、朔夜は新月の夜のことです。念のため)。恐らくは、同じだけの素質を持った環境の違う人間として設定されているはずです。皇の悲劇的な面は、自分しか見えていないことですね。周囲が見えていないから、総帥の動作に一喜一憂し、他人の技量を量れずに難しいレシピを量産して、レシピどおりにできない職人の方が悪いと開き直る。その暗黒の世界の中に入ってきたのが榊太陽であり、今はそれによる試練を受けている時期ですね。……と、主人公が皇になってるけどまあいいか。太陽は技量こそ上がるだろうけど、人間的にはほとんど完成されてるしな。
ま、俺はラーメン好きでも嫌いでもないんだけどね。
がんばれ酢めし疑獄!!(施川ユウキ
……どう解釈すればいい? 意見求む。