2003年45号

週刊少年ジャンプです。つの丸はどんどん面白くなってくるなあ。

アイシールド21(原作:稲垣理一郎・漫画:村田雄介
あーもう、あからさまな差別ネタは見ててつらい(暴力はなんてことないのにな。不思議)。西洋合理主義なんて言うけれど、ナチスなんかの人種差別主義はその土壌から生まれたきた訳で、合理主義なんてラベルは嘘なんだと言うことがよくわかる。人間の遺伝子は99%以上が同じで、そのほんの残り少しでもって体の色や形が決まってくる訳で、そのほんの少しの違いでもってレッテル貼りをすることになんて言うかいらだってくる訳で。
あ、あと技術的な話をするならば、野球の投手でもそうだけど、遠投だとか速球だとかを実現する強肩は正直消耗品認定していいと思う。このシャトルパスの人は、選手寿命短いんだろうなあ。
テニスの王子様許斐剛
天才と手品師と詐欺師の見本市ですね。普通にテニスしてくれませんか? 無理か。
神撫手(堀部健和)
ノートパソコンの端っこを片手で持てる女の子と言うのも難しい表現だな……あのノートが最新式の1kg以下の代物だとしたらわからないでもないけど、見た感じカードのPHSを差し込んでるみたいで、一定の厚みを持つ機種に見えるんだよなあ。まあ、細かいことなんでどうでもいいことなんだけど。
BLEACH久保帯人
特にこの回が、と言う訳ではないですし、強さのインフレ具合はジャンプ系の宿命みたいなもんですけど、しかしこの作者キャラクターつくりがうまい。一定の立ち具合を持つキャラクターを量産し、そして使い捨てることができる。後はやおいおねーさんたちが勝手に拾って盛り上げてくれる、と。
武装錬金和月伸宏
256ページ2コマ目はセルフ・パロディですにょー。包帯だらけの斗貴子さんが、志士雄真実にそっくりですにょー。
歪んだ家系の歪んだ一族が、お互いの歪みをさらけ出してぶちのめしあうシリアスかつディープな展開ですが、あえて一言つっこませてもらいますと、
「攻爵……蝶々のマークの入った黒のブリーフは悪趣味だよ」
ていうか、どうして制服が破れてブリーフ一枚だけが残りますか? やおい対策ですか?
URA BEAT(田村隆平
もっと細い線にするもっと今風になるんじゃないですかにょー。それ以外画力的には普通ですにょー。ストーリー的には主人公の設定が全然説明されてなかったんで、なんか最初から連載狙ってますみたいなにおいがしてどうよと思いましたが。
ピューと吹く!ジャガーうすた京介
ああ、そうだね。食堂とか弁当屋なんかでおばちゃんの愛想が悪いと、飯がまずくなるような気がするよね。うんうん。