学校を出よう!〈2〉I‐My‐Me (電撃文庫)

学校を出よう!〈2〉I‐My‐Me (電撃文庫)

学校を出よう!〈2〉I‐My‐Me (電撃文庫)

時間移動ネタを使用した最初も最後もない無限ループのストーリー。思い出したのはロバート・A・ハインラインの「時間の蛇」と、手塚治虫火の鳥八百比丘尼の物語でした。
結局、どこからやってきたのか説明がつかない物と言う、タイムパラドックス物SFの基本もおさえており、結局この人はうまく、かつよく知っているんだなあと感じております。
本自体は厚いように思いますが、ページ数だけ見ると「涼宮ハルヒの溜息」とあまり変わらず、これは単純に電撃文庫の紙質が角川スニーカーに比べて厚いだけのようです。む、お得感では電撃の方が上なのか?
1巻とのつながりはほとんどないため、独立した物語としても読むことができました。1巻に比べて、題材はこっちの方が私の好みでしたからね。先にこれだけ入手していたので、待たずにとっとと読めばよかったです。
軽いSFが読みたいと思ったら、買っていいと思います。