ひぐらしとの比較

ひぐらしは、ベルンケステルとラムダデルタとの闘争であったが、二人ともどちらかと言えばストイックな性格をしており、チェスプレイヤーとしては無駄な一手を指さない点で共通している(状況が読めているかどうかは別)。従ってこの二人の間ではゲーム理論がほぼ完全な形で適用できる。
しかしうみねこベアトリーチェは愉快犯的なところがあり、故意に先を読まない節が見える。状況を完全に整えてしまい、サイコロで何が出ようとも想定の範囲内であるとするならば、対戦相手は相手にとって何が有利か不利かと言う思考をするだけ無駄になってしまう。(この辺のことは、キリエのチェス理論―ゲーム理論で説明されている)
この辺はランダム理論で説明されている(毎回の手をランダムに決めることで、ゼロサムゲームで引き分けに持ち込める)。そしてベアトリーチェにとって引き分けは勝ちなので、ランダム理論を使う限りベアトリーチェに敗北はない。