「砂の旅人」もしくは Deep Deep Under the Sea

id:eiji8pou:20041015:1097842291 を見たほうがわかりやすいかも。

うさだBlog / ls@usada's Workshop
こちらのMMO関係のblogを読んでいて思ったことですが。
MMOの中で問題になる項目に金銭があるわけで。ゲームの中でキャラクターがお金を稼いでも、そのことに意味がなくなる、使い道がないと言う状況です。
MMOにはその点に構造的な問題があり、

  1. 無限に沸いてくるMobを殺すことで無限に金銭を得られる。
  2. 無限に得られるのであれば、金銭で得られるアイテムやサービスは時間さえかければ必ず手に入ることが保証されている。
  3. NPCが販売するアイテムは定価を守りつづけ、それを扱う商売は無限に価値が下がりつづける。

この副作用として、ROにおける商人よりも(ポータル使いの)アコライトの方が実入りがいいなどと言う事態を引き起こす。
こうなる主な原因は二つあって、

  1. 無限に生じることそれ自体
  2. 金銭を消費する方法がない

と言うことになる。
つまりは、貨幣経済が経済になっていないことにつきる訳で。
対策としては、

  • 金銭を無限に得られなくする
  • 常に消費を強いる

の二点が考えられる。金をぐるぐる回すような仕組みを付け加える訳だ。

で、こんな世界観を考えてみた。

ずっと続く城壁。その向こうは見えない。閉ざされた門の周辺に市場のようなものが見える。貴重な水を産出する井戸は軍隊が守護し、水の出入を役人たちが管理している。
振り向けば砂漠。地平線の彼方まで続く砂漠。太陽が照り付け、水を持たずに行けばあっさり焼け死ぬ砂漠。自殺にはうってつけだ。
自分は門を通らず、城壁の上から放り出されてここに来た。城壁の外から中に入るには、目の玉が出るような金額が必要だ。まさに、一人の人間の人生にかなう額だ。
ここには砂漠しかないのに、どうやればそんな金額を得られるのか。
砂漠はただの砂漠ではない。どういう訳か、色んな物が埋まっているのだ。それは宝石の原石だったり、学者先生が買ってくれる化石だったり、砂漠の薔薇であったりする。珍しい動物も(その一部も)貴重な財源だ。もしかしたら、新しい井戸も見つかるかも知れない。そうすれば金持ちだ。あっと言う間に城壁の中に戻って、いい暮しができるだろう。
城壁の中、失われた都市。確か名前は、クォルツァザードだっただろうか。

城壁の中と外に区切られた世界。PCは何らかの理由で城壁の外に出なければいけなくなった人物だ。自分自身の身代金を手に入れるため、砂漠に宛のない探索の旅に出なければならない。
砂漠に出るためには、必ず水を持たなければならない。途中で水がなくなったなら(そして体力が尽きたなら)、そのPCはそこで死体になり、そのPCが持っていたものは全て失われる。(場所がわかれば、そこに取りに行くこともできるが、それは誰が取ってもいい)
何かアイテムを得れば、市場でそれを換金することができる。コインには桶一杯の水の図案が彫られており、コイン一枚が桶一杯の水と等価であることを示している。
国立の給水所では、コインを渡すことで一定単位の水を得られる。このレートは(国王がどうやらある種の正義感を持った人物であるらしく)不変であり、公式な水の入手方法はこれしかないので、水がこの世界での経済の単位と言える。後は他人から手に入れるか、もしくは非常に幸運な他のPCが経営する井戸から手に入れるかだ。(もうちょっと幸運ならば、水を分けてくれる人も出てくるかも)
毎日の水の供給量は決まっており、城壁の外の人数によっては給水制限がなされることもある。
PCには魔法の天幕が与えられ、一箇所に留まりこの天幕の下にいるか、市場に留まっている限りは、飢えもしないし水も消費しない。
PCは砂漠に探索に出るか、市場に留まり何かアイテムを作って売るかすればコインが得られる(買ってくれる人がいればの話だが)。
この城壁の外にあるコインの数は、当局によって把握されており、給水制限と買取価格の上下によって、国家は城壁の外の経済をコントロールできる立場にいる。



で、世界観もう一つ。
さっきのネタの水を酸素に変え、深海探索で色々得たりする。後は同じ。

「砂の旅人」もしくは Deep Deep Under the Sea

id:eiji8pou:20041015:1097842291 を見たほうがわかりやすいかも。

うさだBlog / ls@usada's Workshop
こちらのMMO関係のblogを読んでいて思ったことですが。
MMOの中で問題になる項目に金銭があるわけで。ゲームの中でキャラクターがお金を稼いでも、そのことに意味がなくなる、使い道がないと言う状況です。
MMOにはその点に構造的な問題があり、

  1. 無限に沸いてくるMobを殺すことで無限に金銭を得られる。
  2. 無限に得られるのであれば、金銭で得られるアイテムやサービスは時間さえかければ必ず手に入ることが保証されている。
  3. NPCが販売するアイテムは定価を守りつづけ、それを扱う商売は無限に価値が下がりつづける。

この副作用として、ROにおける商人よりも(ポータル使いの)アコライトの方が実入りがいいなどと言う事態を引き起こす。
こうなる主な原因は二つあって、

  1. 無限に生じることそれ自体
  2. 金銭を消費する方法がない

と言うことになる。
つまりは、貨幣経済が経済になっていないことにつきる訳で。
対策としては、

  • 金銭を無限に得られなくする
  • 常に消費を強いる

の二点が考えられる。金をぐるぐる回すような仕組みを付け加える訳だ。

で、こんな世界観を考えてみた。

ずっと続く城壁。その向こうは見えない。閉ざされた門の周辺に市場のようなものが見える。貴重な水を産出する井戸は軍隊が守護し、水の出入を役人たちが管理している。
振り向けば砂漠。地平線の彼方まで続く砂漠。太陽が照り付け、水を持たずに行けばあっさり焼け死ぬ砂漠。自殺にはうってつけだ。
自分は門を通らず、城壁の上から放り出されてここに来た。城壁の外から中に入るには、目の玉が出るような金額が必要だ。まさに、一人の人間の人生にかなう額だ。
ここには砂漠しかないのに、どうやればそんな金額を得られるのか。
砂漠はただの砂漠ではない。どういう訳か、色んな物が埋まっているのだ。それは宝石の原石だったり、学者先生が買ってくれる化石だったり、砂漠の薔薇であったりする。珍しい動物も(その一部も)貴重な財源だ。もしかしたら、新しい井戸も見つかるかも知れない。そうすれば金持ちだ。あっと言う間に城壁の中に戻って、いい暮しができるだろう。
城壁の中、失われた都市。確か名前は、クォルツァザードだっただろうか。

城壁の中と外に区切られた世界。PCは何らかの理由で城壁の外に出なければいけなくなった人物だ。自分自身の身代金を手に入れるため、砂漠に宛のない探索の旅に出なければならない。
砂漠に出るためには、必ず水を持たなければならない。途中で水がなくなったなら(そして体力が尽きたなら)、そのPCはそこで死体になり、そのPCが持っていたものは全て失われる。(場所がわかれば、そこに取りに行くこともできるが、それは誰が取ってもいい)
何かアイテムを得れば、市場でそれを換金することができる。コインには桶一杯の水の図案が彫られており、コイン一枚が桶一杯の水と等価であることを示している。
国立の給水所では、コインを渡すことで一定単位の水を得られる。このレートは(国王がどうやらある種の正義感を持った人物であるらしく)不変であり、公式な水の入手方法はこれしかないので、水がこの世界での経済の単位と言える。後は他人から手に入れるか、もしくは非常に幸運な他のPCが経営する井戸から手に入れるかだ。(もうちょっと幸運ならば、水を分けてくれる人も出てくるかも)
毎日の水の供給量は決まっており、城壁の外の人数によっては給水制限がなされることもある。
PCには魔法の天幕が与えられ、一箇所に留まりこの天幕の下にいるか、市場に留まっている限りは、飢えもしないし水も消費しない。
PCは砂漠に探索に出るか、市場に留まり何かアイテムを作って売るかすればコインが得られる(買ってくれる人がいればの話だが)。
この城壁の外にあるコインの数は、当局によって把握されており、給水制限と買取価格の上下によって、国家は城壁の外の経済をコントロールできる立場にいる。



で、世界観もう一つ。
さっきのネタの水を酸素に変え、深海探索で色々得たりする。後は同じ。

「砂の旅人」もしくは Deep Deep Under the Sea

id:eiji8pou:20041015:1097842291 を見たほうがわかりやすいかも。

うさだBlog / ls@usada's Workshop
こちらのMMO関係のblogを読んでいて思ったことですが。
MMOの中で問題になる項目に金銭があるわけで。ゲームの中でキャラクターがお金を稼いでも、そのことに意味がなくなる、使い道がないと言う状況です。
MMOにはその点に構造的な問題があり、

  1. 無限に沸いてくるMobを殺すことで無限に金銭を得られる。
  2. 無限に得られるのであれば、金銭で得られるアイテムやサービスは時間さえかければ必ず手に入ることが保証されている。
  3. NPCが販売するアイテムは定価を守りつづけ、それを扱う商売は無限に価値が下がりつづける。

この副作用として、ROにおける商人よりも(ポータル使いの)アコライトの方が実入りがいいなどと言う事態を引き起こす。
こうなる主な原因は二つあって、

  1. 無限に生じることそれ自体
  2. 金銭を消費する方法がない

と言うことになる。
つまりは、貨幣経済が経済になっていないことにつきる訳で。
対策としては、

  • 金銭を無限に得られなくする
  • 常に消費を強いる

の二点が考えられる。金をぐるぐる回すような仕組みを付け加える訳だ。

で、こんな世界観を考えてみた。

ずっと続く城壁。その向こうは見えない。閉ざされた門の周辺に市場のようなものが見える。貴重な水を産出する井戸は軍隊が守護し、水の出入を役人たちが管理している。
振り向けば砂漠。地平線の彼方まで続く砂漠。太陽が照り付け、水を持たずに行けばあっさり焼け死ぬ砂漠。自殺にはうってつけだ。
自分は門を通らず、城壁の上から放り出されてここに来た。城壁の外から中に入るには、目の玉が出るような金額が必要だ。まさに、一人の人間の人生にかなう額だ。
ここには砂漠しかないのに、どうやればそんな金額を得られるのか。
砂漠はただの砂漠ではない。どういう訳か、色んな物が埋まっているのだ。それは宝石の原石だったり、学者先生が買ってくれる化石だったり、砂漠の薔薇であったりする。珍しい動物も(その一部も)貴重な財源だ。もしかしたら、新しい井戸も見つかるかも知れない。そうすれば金持ちだ。あっと言う間に城壁の中に戻って、いい暮しができるだろう。
城壁の中、失われた都市。確か名前は、クォルツァザードだっただろうか。

城壁の中と外に区切られた世界。PCは何らかの理由で城壁の外に出なければいけなくなった人物だ。自分自身の身代金を手に入れるため、砂漠に宛のない探索の旅に出なければならない。
砂漠に出るためには、必ず水を持たなければならない。途中で水がなくなったなら(そして体力が尽きたなら)、そのPCはそこで死体になり、そのPCが持っていたものは全て失われる。(場所がわかれば、そこに取りに行くこともできるが、それは誰が取ってもいい)
何かアイテムを得れば、市場でそれを換金することができる。コインには桶一杯の水の図案が彫られており、コイン一枚が桶一杯の水と等価であることを示している。
国立の給水所では、コインを渡すことで一定単位の水を得られる。このレートは(国王がどうやらある種の正義感を持った人物であるらしく)不変であり、公式な水の入手方法はこれしかないので、水がこの世界での経済の単位と言える。後は他人から手に入れるか、もしくは非常に幸運な他のPCが経営する井戸から手に入れるかだ。(もうちょっと幸運ならば、水を分けてくれる人も出てくるかも)
毎日の水の供給量は決まっており、城壁の外の人数によっては給水制限がなされることもある。
PCには魔法の天幕が与えられ、一箇所に留まりこの天幕の下にいるか、市場に留まっている限りは、飢えもしないし水も消費しない。
PCは砂漠に探索に出るか、市場に留まり何かアイテムを作って売るかすればコインが得られる(買ってくれる人がいればの話だが)。
この城壁の外にあるコインの数は、当局によって把握されており、給水制限と買取価格の上下によって、国家は城壁の外の経済をコントロールできる立場にいる。



で、世界観もう一つ。
さっきのネタの水を酸素に変え、深海探索で色々得たりする。後は同じ。