風刺をリアルで

経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版
子供の頃に読んだ「ロボット三等兵」の中で、こういうエピソードがあるのをうろ覚えている。

ある南方の島に、日本軍と米軍が駐留している。島の中央には境界線が（本当に）書かれている。この境界線をはさんで両軍はずっとにらみあっていたのだが、ある時島の小動物がいたずらで境界線の一部30センチくらいを消してしまう。
それをみつけた両軍の歩哨は、「じゃあ俺が書きなおしてやろう」と相手側にせり出したムチャな線を書こうとし、喧嘩になり、やがてはその30センチの円内の領土権をめぐって島の両軍が激突する大作戦となり……。

言ってしまえば戦争風刺のネタでしかなかったのだが、リアルで本当にやる奴がいるとは思わなかった。
そういや、ロボット残党兵 (1) (リュウコミックス)おもしれーなー。

マイ魚拓

北朝鮮「韓国軍が境界線の標識移動」　強硬路線強める

　【ソウル＝尾島島雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は22日、韓国軍が最近、南北の軍事境界線の東部にある標識の1つを北朝鮮側に「数十メートルも移動させる重大な軍事的挑発を働いた」と報じた。韓国側は移動の行為を否定しており、北朝鮮が韓国に対し強めている強硬路線の一環とみられる。朝鮮通信（東京）が伝えた。

　北朝鮮は「標識物を即時、元の位置に戻すべきだ」と求めると同時に韓国が応じなければ「自衛的措置を講じるだろう」と警告した。一方、韓国軍の合同参謀本部は同日「根拠のない主張で緊張を高める行動を中断すべきだ」と反論した。

　軍事境界線上には約200メートル間隔で1292個のコンクリートの支柱が置かれている。韓国軍によると報道された「第0768号」は北朝鮮側が管理しているという。(22日　22:01)