俳優データベース


既存・公開されているvmd(MikuMikuDanceのモーションデータ)をつなぎ合わせて作ったムービーだそうだ。
これについて「つなぎ合わせただけだろ」と批判する声もあれば「それができるだけすげえだろ」と言う擁護の声もある。
すごさで言えば最初に作った人なんだろうが(それはそれで、「人間の動きをトレースしただけだろ」と言う批判は可能だったりするし「それができるだけすげえだろ」と同じように擁護もできる)、しかしこういう活動の行きつく先は人間の動きのライブラリー化なんだろうな。実際、トップページ - MikuMikuDanceでバレエモーション @ ウィキ - アットウィキなんて活動も始まってる。どこまで行くかわからんけど。
で、思い出したのは水野良の「スターシップ・オペレーターズ」な訳で、この世界ではそういう映画俳優のライブラリーなんかが充実したおかげで、死んだ俳優も人気次第では毎年新作が出ると言う。モーションデータと補間プログラム双方の充実の結果なんだろうけども。岡崎律子なんかは生前の音源が残ってるんで、それで新作CDが出続けているんだけど、こちらは再生産だから一枚上手だな。
しかしバレエや能、歌舞伎はともかく、演劇関係の人はこういうの嫌いそうだな。「その時その時の観客との遣り取りが(以下略」とか言って。一回性の芸術ってのは難しいよね。
とは言え、SEGAバーチャファイター作った時、蟷螂拳とかのエラい人にモーションキャプチャー頼んだらしいけど、できたモーションを見たエラい人が「これで型は遺った」と安堵したとかしないとか。後継者がいないとそういうのでもすがりたくなるんかね。

続きはどうなってるんでしょうか、水野先生。